作品
5.「挿れてあげるとは言っていないよ?」
「その反応に免じて、もっと感じさせてあげるよ」
「く……んんっ」
中に収めた指はそのままに、先走りの雫を浮かべた玄冬自身の先端に舌を這わせ、少しずつ口の中に玄冬を飲み込んでいく。
「黒……鷹っ……も……早く」
「早く、何だい?」
口を一旦離して見上げた顔は、私を睨みつけていた。艶っぽく。
この顔がたまらなく好きだ。
幼さを残しながらも、大人の色も思わせる。
「感じさせてあげるとは言ったけどね」
次に見せる表情を想像する。
きっと今の自分の顔はさぞ意地の悪い微笑を見せているのだろう。
「挿れてあげるとは言っていないよ?」
微かに歯軋りの音が耳に届く。
ああ、その表情が見たかった。
- 2008/01/01 (火) 00:05
- エロセリフ10題part2
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