作品
6.「痛くしてあげてもいいんだよ?」
「なん……で」
「うん?」
「今日、そん……なに機嫌が悪……っ!」
「わからないかい?」
焦らすにだけ焦らして、ようやく身体を繋げて。
そんなことを言ってきた玄冬の奥を深く穿つ。
「嫉妬深いんだよ、私は」
「んん…………っ」
それが『仕事』だとわかっていても、私の知らないところで知らない相手に抱かれる。
他の客とかち合った時にはそれが嫌でも思い知らされる。
「刻んであげようか」
「黒……」
「優しく抱くだけじゃ、他の相手と変わらないだろう?」
「……黒鷹」
「痛くしてあげてもいいんだよ? ……ほら、こんな風に」
「っ!」
深く中を抉るだけでなく、前を強く握りこむ。
強すぎる快感は痛みに繋がる。
「それで君の中に私を刻めるのなら」
愛しいからこそ、壊したい。
壊したいほどに、愛しい。
- 2008/01/01 (火) 00:06
- エロセリフ10題part2
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