作品
9.「…いいよ」
「黒鷹……頼……っ……手を離し……」
「辛いかい?」
前にまわした手で快感を堰き止めているからだろう。
涙に濡れた目が懇願してくる。
ぞっとするほどに艶っぽい、私の好きな顔。
「……達きたい?」
「ん……」
「……いいよ」
どうせ、私とてこれ以上は堪えられない。
玄冬から手を離して、強く律動を始めると、背に強い力で縋る腕。
耳元で名を呼ぶ。
そして、返された叫びのような嬌声。
同時に二人で溶けて果てた。
- 2008/01/01 (火) 00:09
- エロセリフ10題part2
タグ:[エロセリフ10題part2]