作品
お願いしてみなさい?
「君も強情だね」
「うるさ……うあっ!!」
後ろから腰を抱いて、深く穿つと玄冬の手がシーツをぎゅっと握り締める。
それでも、まだこの子は求めてこない。
だから、私もそれ以上は動かない。
「……こっちはもう耐えられないと言わんばかりなのにね」
「……っ」
手を前に回して、玄冬自身の根元をきつく握る。
シーツを握り締めた手に一層力が入ったのが見て取れた。
「言いたまえよ」
「ん……!」
もう一度、強く内部を擦り上げて耳元に呟きを落とす。
「私が欲しいと。……お願いしてみなさい?」
「……く……ろた……かっ」
「でないと、イカせてあげないよ?」
「……っ……ああ!」
根元を握ったままで指を一本だけ先端に伸ばし、鈴口にめり込ませる。
強すぎる刺激についに玄冬が堕ちた。
「欲し……い。動…………て、イカせ……」
「……良い子だ」
背に口付けを落として、手を玄冬から離して。
強く律動を始めた。
二人で一緒に達するために。
2005/05/17 up
一日一黒玄でやったKfir(閉鎖)で配布されていた「鬼畜エロで10題」、No8。
- 2013/09/25 (水) 07:43
- 黒玄