例によっての自分用メモ。
イベ自体は初日で走った後のんびり。台詞の回収は終盤の土日でやろうと決めてました。
が、ちょっと時間空くとマネージメントについ使って思ったより時間かかったかも。
ノーマルコース1/3[休息のひととき]
「はぁ……。なかなか仕事が片づかんな」
「ん? 転校生か。貴様、いつからそこにいたんだ?」
「……そうか、そんな前からいたのか。気づかなくてすまんな」
「いそいそと入れ始めたな……まぁいい」
「休憩しようと思っていたところだし、おまえのいれたお茶がどれほどの味か判定してやろう」
「……なかなか美味いな。英智が気に入るのもわかる気がする」
「あっ待て! その棚にある茶葉はつかうな!」
「英智が『とっておきの茶葉だよ♪』と言いながら戸棚にしまっていたからな」
「おそらく数グラムで数十万の値がつくぞ」
「いや、いい。疲れているのはお互いさまだしな」
「それより転校生、何か用事があって生徒会室にきたんだろう」
「今は書類仕事と格闘しているところだ、すこし待っていてくれ」
「聞いておきながらすでに肩に手を置いているのはどういう了見だ?」
「まぁいい。ちょうど自分で肩を揉もうとしていたところだからな」
「転校生、加減は強めで頼む」
ノーマルコース2/3[休息のひととき]
「そういえば転校生、神崎から聞いたぞ」
「三毛縞に誘拐されたそうだが、大丈夫か? 怪我したりしなかったか?」
「は……? ちょっと待て。二階から飛び降りただと?」
「あぁ、二階から飛び降りるなと追加してほしいということか」
「そんな阿呆……無謀な真似をするのは三毛縞くらいだろうが」
「ほかにも誘拐されて迷惑したみたいな話も聞こえてくるし、いっそ誘拐するなと書き足すべきか……?」
「あ、あぁ……。おまえの言いたいことはわかるぞ」
「だが、二階から飛び降りるような阿呆は三毛縞くらいなものだろう」
「校則に追加したところで、他の奇行に走るかもしれん。鼬ごっこになるだろうな」
「それが普通の感覚だ。三毛縞の感覚のほうが異常だぞ」
「しかし、おまえも災難だったな……。心なしかげっそりしている」
「あんなやつが幼なじみとは、貴様も苦労するな」
「う、うむ。それは俺でも死ぬかと思うぞ」
「しかし、よく二階から飛び降りて怪我しなかったな……」
「本人もピンピンしていた? 何というか化け物みたいな男だな」
ノーマルコース3/3[休息のひととき]
「転校生、まだ時間はあるか? ならば、そこに座れ」
「ふん、警戒する必要はない。ほうじ茶と緑茶ならどちらがいい?」
「たしか棚にお茶菓子もあったな。和菓子でいいか?」
「邪魔だったら生徒会室にきた時点で追いだしている」
「転校生、甘いのと辛いのとでは……ふむ、甘いほうがいいんだな」
「檀家からもらった茶菓子だ。貴様にはこちらがいいだろう」
「邪魔だと思っているならもてなそうとはしない」
「緑茶には煎餅だ、遠慮せず食べるといい。……ん? これは唐辛子煎餅だな」
「そうか、辛すぎて食べられないのか……。俺にはちょうど良い辛さなんだけどな」
「どうしたもこうしたもない、貴様をもてなしてやろうと言っているんだ」
「先ほどは貴様に労ってもらったからな」
「借りをつくったままだと気持ち悪い。ただそれだけだ」
「お化けでも見たような顔をしているな」
「俺が貴様に親切にするのはそんなに意外か?」
「まぁ、そうだろうな。自覚はある、だがそこまで驚く必要はないだろう?」
スペシャルコース1/3[寺と座禅]
「よくきたな。これより、貴様たちには座禅を組んでもらう」
「まず足の組みかただが……転校生、正座ではないぞ」
「左の足を右にのせ、同じく右の足を左にのせるんだ」
「いや、胡座になっているぞ。足を股のうえに乗せて……おわっ!?」
「転校生、いきなり悲鳴を上げるな。……ん? 足の裏に手があたってくすぐったい?」
「わかったわかった。もう触らんからひとりでやってみろ」
「うむ。次に手の組みかただが、右手を足の上に、両手の親指をあわせる感じで……あぁ、それでいい」
「ちなみにこの形を法界定印と呼ぶんだ」
「詳しいですね? ふん、俺は寺の息子だからな。詳しくて当然だ」
「転校生、無理に頭を下げようとしなくていい」
「その体勢が難しいようならもうすこし簡単な体勢もあるぞ」
「大事なのはきちんと上体を支えられることだ」
「先生と呼ばれるほど修行を積んでいるわけでもないし、畏まらんでもいい」
「まぁ、本来なら高僧にお願いするべきなんだが、俺も心得はある」
「貴様ら、ビシバシ指導するから覚悟しろ」
スペシャルコース2/3[寺と座禅]
「どうした転校生。なぜ、泣きそうな顔をしている?」
「ふむ、打擲されたところがジンジンと痛むのか」
「そこまで強く打ったつもりはないんだが……。あんまり痛むようなら湿布を持ってくるぞ」
「探してくるからちょっと待っていろ」
「……待たせたな転校生。湿布だが、無臭タイプのものがあったぞ」
「望み通りのものがちょうどあってよかったな」
「あぁ、湿布独特のにおいが苦手だったりするのか?」
「ふむ、そういえば転校生は女の子だったな。においを気にするのも当たり前か」
「いや、性別を疑ったことはないが、まだアイドル科に女の子がいる事実に慣れていないんだ」
「泣きそうな顔をしたかと思えば笑ったりと忙しいやつだな」
「まぁいい。良い経験になったと言われたら俺も嬉しいしな」
「興味があるならいつでもこい。己の修行にもなるし、いつでも歓迎するぞ」
「そうか、それなら次の修行内容は……」
「何だ転校生。勘弁してください、だと? ふん、もう修行は懲り懲りという態度だな」
「喜べ転校生、もう一度最初から貴様を指導してやろう」
スペシャルコース3/3[寺と座禅]
「転校生? 休憩時間だろう、他のみんなと同じくなかで休んでいていいぞ」
「ん? あぁ、俺は境内の掃除をしていたんだ」
「こうしてると落ちつくしな、俺もしっかり休憩しているから安心しろ」
「どういうことだ、詳しく説明しろ」
「ふむ……。明星たちが本堂にある大太鼓を叩いたりして遊んでいる?」
「まったくもって度し難い。報告感謝するぞ、転校生」
「まさか経本を破ったりしたわけではないよな?」
「そうか、それなら安心した。まぁ、畳に寝転がったりするのは感心せんが」
「休憩時間ではあるし、今回だけ大目に見てやろう」
「俺はなかで休んでいろと言ったはずだが?」
「ふむ、ひとりだけ働かせて自分が休んでいるわけにはいかない?」
「わかったわかった。境内の裏はまだ掃除をしていないので、手伝ってくれると助かる」
「手伝わんでいい」
「貴様の気持ちは嬉しいがな、先ほども言ったとおり境内の掃除をしていると落ちつくんだ」
「……何だかこういう言いかたをすると伏見みたいだな」