例によっての自分用メモ。
イベ自体は初日で走った後のんびり。台詞の回収は終盤の土日でやろうと決めてました。
が、スペシャル3/3の初回出るまでが案外掛かった…………。
ノーマルコース1/3[本選び]
「よぉ嬢ちゃん。あぁ、図書室に本を借りにきたんだよ」
「ほら、 『紅月』は新撰組を題材にしたライブに参加することになっただろ」
「それで何冊か読んでおこうと思ってんだけど、お勧めの本があったら教えてくれよ?」
「近藤や土方などメジャーではなくマイナーな人物にスポットをあてた作品?」
「いやうん、語られてもさっぱりわからねぇや」
「嬢ちゃん、意外と詳しいんだな。あぁ成る程、図書委員の青葉に教えてもらったのか」
「へぇ、こいつを読めば新撰組の生き様なんかがわかるのか」
「嬢ちゃんお勧めの一冊でもあるし、借りていくわ」
「ふぅん、血風録も読んでおくといいって? はは、当分は新撰組漬けになっちまうかもな♪」
「あぁ、神崎が喜びそうだよな」
「たまにスイッチが入って延々と刀の話をされるんだが、さっぱりわからなくてよ」
「ちょっとは話を合わせてやれるかもしれねぇし、こいつも借りていくわ」
「おわっ、やたら読みこまれてるのかボロボロじゃねぇか」
「マーカーで線が引かれてたりするし、図書委員に報告したほうがいいだろ」
「ったくよぉ、私物じゃねぇんだから大事に扱えって話だよな」
ノーマルコース2/3[本選び]
「嬢ちゃん、付き合わせちまって悪いな。はは、役に立てるのは嬉しいからぜんぜん構わないって?」
「ありがとよ。とはいえ何かお礼をしねぇとな……」
「俺にしてもらいてぇことがあったら遠慮なく言ってくれよ」
「おっと。一気にたくさん運ぼうとすんなよ、嬢ちゃん」
「ていうか俺が読む本だしな。俺が運ぶのは当然だよ」
「これじゃお礼にはなんねぇし、何かとっておきのお願いを考えとけよ」
「運ぶのは構わねぇけどよ、やたら分厚い本ばっかりなのはどういうわけだ?」
「ふぅん、新撰組の日記やら手紙をまとめた本?」
「面白そうだけどよ、読むのに時間がかかりそうだな」
「べつにいいぜ。嬢ちゃんがどれだけ上達したか俺も見てみてぇしよ」
「ん? 今回のライブの衣装は誰がつくるんですかって?」
「いつもどおり俺がつくる予定だったが……。嬢ちゃんも一緒につくってみるか♪」
「おっ、そう言うってことはかなり上達したのか?」
「やっぱりやめる? 何だよ嬢ちゃん、前言撤回するのは男らしくねぇぞ」
「あぁいや嬢ちゃんは女の子だもんな。それでも言ったことを撤回するのはよくないんじゃねぇかな?」
ノーマルコース3/3[本選び]
「本選びや何やらでかなり時間を食っちまったな」
「嬢ちゃん、もう遅いし家まで送っていってやるよ。ん? モジモジしてどうした?」
「あぁ、俺みたいなやつが一緒だと親御さんがビックリしちまうかな」
「ふぅん、筆箱を忘れてきちまったんだな」
「待ってろ、俺がひとっ走りして取ってきてやるよ」
「はは、気にすんな。嬢ちゃんには本選びに付きあってもらったしな、これくらいさせてくれや」
「あぁ、取りに戻るのが怖いってか?」
「たしかに放課後の、しかも誰もいない図書室って不気味っちゃ不気味だもんな」
「安心しろ、嬢ちゃん。俺もついてってやるからよ」
「いや、俺はいかにも不良って見た目をしてるだろ」
「この面でアイドルやってますって言っても信じてもらえねぇだろうし」
「娘が変な輩と付き合ってるって誤解されたら嬢ちゃんに申し訳ねぇよ」
「……本気で聞いてんのか嬢ちゃん?」
「ほら、俺はいかにも不良って見た目をして……えっ?」
「そ、そうかよ。優しくて格好良いなんて言われ慣れてねぇからよ、どう反応したらいいかわかんなくなっちまうぜ」
スペシャルコース1/3[墓参り]
「…………」
「おっと、嬢ちゃん。ぜんぜん気づかなかったよ。いつからいたんだ?」
「ふぅん……。そんなに前からいたなら声、かけてくれて良かったのによ」
「はは、墓に向かって手ぇ合わせてたら声はかけづれぇか」
「でもよぉ、何で気配を感じなかったんだろうな?」
「そんだけ俺が集中してたのか、嬢ちゃんが上手に気配を消してたのか……?」
「べつに謝ることねぇよ」
「俺が母ちゃんの墓参りをしてると思って気を遣ってくれたんだろ」
「無縁仏が入っている慰霊碑らしいから、嬢ちゃんも一緒に手ぇ合わせてくか?」
「あぁいや、無縁仏が入ってる慰霊碑だってよ。こういうのがあるって蓮巳から聞いて拝んでたんだ」
「はは、なぁに神妙な顔してんだよ」
「そんな顔させちまってすまねぇな、嬢ちゃん」
「ん? あぁそうだな、どっからどう見ても墓だな」
「つうか、真剣な顔して手ぇ合わせてるところを見られちまってたのか」
「はは。な~んかちょっと照れくせぇな……」
スペシャルコース2/3[墓参り]
「しんみりさせちまって悪いな、嬢ちゃん」
「他のやつらは本堂に集まってワイワイ盛り上がってるんだろ」
「俺のことはいいからよ、嬢ちゃんも楽しんできてくれや」
「構わねぇけど、面白いもんなんて何もねぇぞ?」
「ふぅん。今は賑やかな雰囲気より静かな空気に浸っていてぇのか」
「わかるぜ、俺もちょうどそんな気分だからよ」
「ううん。俺と一緒にいて楽しいのか、嬢ちゃん?」
「嬢ちゃんを楽しませられる話題を提供できるとは思えねぇし」
「同級生とお喋りしてたほうがよっぽど有意義なんじゃねぇかな?」
「お誘いは嬉しいけどよ。俺ぁもうすこしここにいるわ」
「はは、心配しなくてもしばらくしたら合流するよ」
「ただ今はしんみりとした空気に浸っていてぇんだ」
「おっと、と。はは、見た目によらず強引だなぁ、嬢ちゃん」
「ぼんやりしてても仕方ねぇし、一緒に戻るか」
「つうわけで、嬢ちゃん。手ぇ離してくれるか? 大丈夫、逃げやしねぇよ」
スペシャルコース3/3[墓参り]
「……なぁ嬢ちゃん、変なことを聞いてもいいか?」
「いつか母ちゃんになったとき、こういう子供になってもらいたいって願望があったら教えてくれや」
「かなり先の話だろうし、答えられないならそれでも構わねぇけどよ」
「はは。子供にあれこれ望む親にはなりそうにねぇな」
「そのほうがいい。子供はできるだけ親の願いを叶えたいもんだからよ」
「色んなことを望まれたらパンクしちまうぜ」
「そいつは母ちゃんだけじゃねぇ、子供から母ちゃんへの願いでもあるよ」
「……? どうした嬢ちゃん、がんばって背伸びしちまってよ?」
「頭、撫でてくれんのか。ありがとよ、嬢ちゃん」
「そうだよな、難しい質問をしちまって悪かった」
「うん? 逆に俺が父ちゃんになったら、こういう子供になってもらいたいって願望はあるのかって?」
「う~ん……俺もすぐに答えられそうにねぇや」
「お~い、嬢ちゃん? お~い……?」
「おっと、ようやく気づいたか。えっ? 一生懸命、考えたけどわからなかった?」
「まぁ嬢ちゃんは高校生だしな、今から子供の話なんざされても困っちまうよな」