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今夜だけは君を<月刊少女野崎くん・堀鹿・R-15>

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2014/12/20のフリーワンライ(第30回)から『今夜だけは君を』。
未来捏造夫婦設定。
堀鹿夫妻に子どもたちがいるので、(長男+年子で双子(男女)の三人)創作キャラが苦手な方はご注意を。

初出:2014/12/20  

文字数:1361文字 

 

「もう……政ちゃん、ちょっと腕の力抜いてってば」
「久々に一晩、おまえを専有出来るってのに、離していられるかよ」

ソファの上で、俺の足の間に遊が入り込んでいるのを、後ろから抱き締め、目の前の肩に顔を押しつける。
今日は子どもたちは揃って幼稚園のお泊まり会で、家には俺と遊しかいない。
あの賑やかな声が聞けない寂しさもあるのだが、それ以上に一晩中遊を独占出来るというのは、たまらなく魅力的だ。
何しろ、普段の子どもたちは起きている間、大体遊と俺にくっついてくる。
俺たちが親なんだから、幼い子どもが慕ってくるのは当たり前だし、家族が増えるってのはこういうことなんだと理解もしているが、その分、二人きりになれる時間っていうのは大分限られてくる。
深夜の時間帯、子どもたちが寝静まった位でないと二人で落ち着けないし、その頃には眠気も襲ってくるから、随分セックスの回数も減った。
子どもたちがこうしていない機会に、セックスが出来ることを期待していないといえば嘘になる。
いや、セックスを除いたとしても。
思う存分、遊に触れる時間を無駄にはしたくない。
母親と父親というのもあるけれど、同時に妻と夫でもある。

「……言っておきますけど」
「ん?」

遊が軽く溜め息を吐きながら、俺の膝に手を乗せた。

「二人きりになれる時間が少なくなってるのが、寂しいって思ってるのは私だって一緒なんですからね。……そりゃ、子どもたちはすっごく可愛いけど、それとこれとは」
「別、だよな」
「……っ」

遊が着ているブラウスのボタンを外して、出来た隙間からそっと右手を滑り込ませる。
汗ばみ始めた遊の肌は、直ぐに手のひらに吸い付いてきた。

「……おまえ、またノーブラかよ」
「家でくらいいいじゃな……んっ!」

指先に触れた左胸の乳首を人差し指と中指で挟み、軽く捏ねるとあっさりとそこが固くなる。

「いくら胸ないっつっても、ちったぁ恥じらえよ、奥さん。俺に触られたいから、ノーブラなんだって解釈すんぞ」
「……し……も」
「あ?」
「しても……っ、いいです、よ。……間違ってるわけじゃ……っ、ない、です、し」
「……へぇ」
「っ!!」

随分と可愛いことを言ってくれる。
もう一方の腰を抱いていた手を遊の太股に置いて、ハーフパンツ越しに足を撫で上げる。
零れる喘ぎ声が耳に心地良い。
すっかり性感帯になった足は、こんな動きでも容易く反応してくれる。
ハーフパンツの裾を軽く捲って、其処から手を滑り込ませると、さらに可愛い声が聞こえだした。
……遊も敏感だが、俺も人の事は言えない。
早くも固くなり始めたモノを、押しつけるようにより腰を密着させると、膝にあった遊の手も俺の足を撫で始める。

「せ……んぱ……」
「このまま、ソファで一回いいか? で、そのあと一緒に風呂入って、ベッドでもう一回」
「……明日、子どもたちが帰ってくる時に出迎えられる体力だけは残しておいて、くださ……」

かつての呼び方で俺を呼ぶ遊の声は、もうすっかり艶を帯びている。
可愛い子どもたちが帰宅するまで、あと半日。
大人の楽しみの時間は、まだまだこれからだ。
ハーフパンツのウエスト部分から、足を触っていた手を突っ込み、下着も指で避けながら、ちゃんと反応して濡れ始めた温かい場所を探る。
さて、今日はどんな体位で楽しむかと考えながら、顔を俺の方に向けてきた遊にキスをした。

 

多分、子どもたち出てるから&もう一つ同タイトルでのネタがあったからpixivの纏めに入れてなかったっぽいな?
というわけで、子どもたち不在の間にいちゃつく夫婦の図。

 

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