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テーマ【堀鹿】&【笑えるトラブル】<月刊少女野崎くん・堀鹿・R-18>

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お絵かき会でのテーマにより、カプ指定+トークテーマ『最近あった笑えるトラブル』を組み合わせた結果の話。
新婚くらいの堀鹿を想定で。ぬるいけどR-18。

結婚してれば、このくらいは笑えるトラブルだよねという勝手な謎理論ですみません……。

『最近あった』という部分はスルーしてます。(最近あった笑えるトラブルとなると思い当たらなかったので)

執筆時間およそ1時間弱。(原稿もやりつつだったので、多分実質40分くらい?)

初出:2017/04/22

文字数:949文字

 

「あ、破けてる」
「あー……何か途中で感覚変わったって思ったけど、それか」

先輩が私の中から抜ける時に、真ん中辺りから先っぽにかけてゴムが破れてしまっていたのに気がついた。
破れた部分から、先輩が出したばかりの精液がだらりと垂れてシーツに落ちる。
私もセックスの途中であれ、何かちょっと違う?とは思ったけど、途中でやめる気にもならなかったから、何も言わなかった。
多分、先輩の方も似たり寄ったりな理由だったんだろう。

「まぁ、もう結婚してるんだし、出来ても構わねぇんだけどよ」
「ですねぇ。今日ゴム着けてたのって、ここ普通のシティホテルだから汚したり、痕跡残すのも気まずいって話で……って、わ、シーツ!」
「やべっ」

慌てて先輩が近くのソファに掛けてあったタオルをとって、シーツに染み込みかけてる精液を吸い取ろうと叩きつけるようにしたけど多分手遅れだし、そもそもタオルにしてからがホテルのものだ。
ホテルの備品を汚さないようにするからとゴムを着けたのに、これじゃ意味がない。
きっと、ホテルの人には私たちが何をしていたかバレバレだろう。

「あー……やっちゃいましたねぇ」
「まぁ、夫婦なんだし、することしてるだけとはいえ、ちょっと顔合わせにくいよな。どうせ洗濯するやつだし、言うほどのことじゃねぇけど」
「ホテルの人にバレるにしても、チェックアウトした後ですけど、次が来にくいですね。あー、良いホテルだからまた来たいと思っていたのになぁ」

部屋は綺麗で広いし、食事も美味しかった。
また、この近辺に来ることがあれば、もう一度利用したかったのに。

「時期をあけりゃ大丈夫だろ。まぁ、俺はともかくおまえイケメンだから、ホテルスタッフに顔覚えられる可能性は高いけど」
「ちょっと、人のせいみたいに言うのやめて下さいってば!」
「悪ぃ、そういうつもりじゃなかった。でも、実際おまえ顔覚えられやすいからなぁ。ま、どうせバレバレなら、もう一回そのままするか。途中からのせいか、破れた時ってどうも不完全燃焼って感じしちまうんだうよなぁ」
「あっ、ちょっと、も……!」

止める前に先輩が再び私の中に入って来た。
再び溶け合い始めた体温に、微かな抵抗感はあっという間に塗り潰されてしまう。
仕方のない人ですね、と先輩の耳元で囁いて、私も先輩の動きに合わせ始めた。

 

 

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