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五本指ソックスを買った御子柴に、堀先輩が足コキされる堀みこ<月刊少女野崎くん・堀みこ・R-18>

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若い時に付き合っていて、堀先輩の結婚を機に別れたけど、十数年ぶりに久々に再会したという流れの堀みこ。

本編終了後、冷え性対策で五本指ソックスを買った御子柴に堀先輩が足コキされる話。

初出:2015/07/22 

文字数:3173文字 裏話知りたい場合はこちら

 

「おまえ、年々冷え性になってんじゃねぇの。足冷てぇ」

 

政行さんがベッドの中で、俺の足に自分の足を絡めながらそんなことを言ってくる。

 

「そもそも、政行さんが俺より体温高ぇんだろ。……煙草のせいっていうには、政行さんの方が本数吸ってるしなぁ」

「結局体質だろうな。ま、くっついてれば、そのうち温かくなるからいいけど」

 

政行さんがさらに身体を密着させてきた。

確かに、二人でこうして眠っている分には温かいし、今は冷たい足先もそのうち温まってくるから、俺は気持ち良いけど、俺に触れてる政行さんは冷たいよなぁ。

 

「……ごめん」

「あ? 別に謝るこたねぇよ。今更だろ。大体、何年一緒にこうして眠ってると思ってるんだ」

 

顔を綻ばせた政行さんが自分の足の先で、俺の足を軽く蹴ってくる。

ホント、足先まで温かいっていうか、熱いくらいなんだよなぁ、政行さんは。

でも、やっぱり寒い時期に冷たい肌に触れてるより、温かい肌に触れていたいよなぁ、自然な欲求として。

 

「……どんな対策したら冷え性にきくかな」

「ん? 身体温める食い物だと、生姜とか、唐辛子とか? あと、旬の野菜やら、果物やらはいいらしいって聞いたことあるような。あとは……やっぱ運動だろ。でも、おまえ、時々ジムサボるしなぁ」

「眠気に勝てない朝だってあるんだよ。元々俺インドア派なんだし、政行さんの体力と一緒にすんなよな」

 

政行さんが離婚する少し前から、早朝に週二回、同じジムで身体を動かしているけど、体調を崩した時以外はほとんど休まない政行さんに比べて、俺は時々眠気に勝てなくてジムに行かないことがある。

ジムに通い始めた当初と違って、今は政行さんと家でも会えるっていう甘えの部分もあるからかも知れない。

 

「そういうとこが俺との違いなんじゃねぇの。まぁ、運動はジム以外でも確かに出来るけど」

「って、どこ触ってるんだよ! まだ、週の真ん中だぞ!?」

 

政行さんの手が俺のパジャマの裾から入り込んで来て、腹を撫でていったかと思うと、そのままズボンの方にも手を突っ込んでくる。

直接、ちんちんを触られて、つい反応し始めちまう。

 

「いや、運動したら、実際身体温まるよなって」

「運動じゃねぇだろ、それ!?」

「相手を選ぶ夜ならではの運動だろ。少し血の巡りよくしてやるよ」

「や、それ、ちょっと違…………んっ」

「違わねぇよ。……後数分後には、おまえ熱いって言い出すぜ。賭けてもいい」

「あ……あっ……も、狡……」

 

――結局、そのまま流されて、寝る前に一線交えてしまった。

 

***

 

「……で、冷え性対策の為に買って来たのがそれってか」

「指が動きやすいから、血の巡りも良くなるし、脳の活性化にも繋がるから老化防止にもなるってさ。…………何だよ、その顔」

「いや……そりゃ、とっくにお互い、いいおっさんだけどな? 何か、それ、よりおっさんっぽさを加速させそうな気がして、手出してなかったんだよな、俺」

 

会社の昼休み、冷え性対策についてネットで検索してみたら、効果があるって出て来た一つが五本指のソックスだったので、試しに帰り際に買って来た。

風呂上がりに早速履いてみたところ、政行さんが複雑な表情をしながら俺の足先を凝視している。

 

「酷ぇ。俺が冷たい足の状態だと、くっついて寝る政行さんもしんどいかと思って、こうやって対策してみたのに」

「対策自体は別にいいんだけどよ、何て言うか、こう…………あ、いや、待て。この状態だと足の指って動かしやすいよな?」

「? そりゃ、そうだって聞いて買ってみたんだし」

「……素足以外での足コキって、まだ試したことなかったよな」

「はぁ!?」

 

政行さんの言葉の内容に、思わず声が裏返る。

何で、五本指のソックスの流れからそんなこと思いつくんだよ、この人は。

 

「よし、せっかくだから試すか」

「待てよ、これ買ったばかりの新品――」

「履いた瞬間に新品じゃなくなってんだし、どうせ洗濯だってするんだし、何か不都合あるか?」

「…………昨日もセックスしたよな」

 

そして、明日は金曜日だ。

金曜の夜は、翌日の土曜日がお互い休みってこともあって、予定が入ってなければ高確率でセックスしている。

明後日の土曜日は、せいぜい一緒に買い物に出掛けようかって話をしていたくらいで、予定らしい予定もない。

……この歳で連日セックスするのって、結構身体に響くんだけど。

 

「したな。で、それがどうかしたか?」

「いや……いい。何でもねぇよ」

 

しれっと言ってのける政行さんは、予想の範疇と言えば範疇だった。

相変わらず、絶倫だよなぁ。

結局、日曜日は丸一日、疲れて潰れてしまうだろう覚悟を決めて諦めた。

 

***

 

「ん……っ、あ、その動き、くる……っ」

「……そういや、このソックス、シルクだったっけ。感触悪くなさそうだな」

「ああ、何か新鮮な……っ、感触で思ってたより……、いい、な、これ」

 

足の指先に、少しだけ政行さんの先走りが染み始める。

乱れた吐息交じりの声も、いつもとは少し違った色気があった。

お互いベッドの上に向き合うような姿勢になって、政行さんの露出されたモノを、五本指ソックスを履いた状態のままで両足を使って扱いてみると、思っていたよりは気持ち良さそうな反応に、こっちも少しずつ興奮が高まっていく。

そういや、この人、足ってパーツが凄ぇ好きだったよな。

足の形の好みとしては、すらりと伸びた女の足らしいし、昔、何度か足を重点的に責めさせろって言われて、舐めたり噛まれたり触らせたりと好きにさせた挙げ句、やっぱ、何か違うわってぼやかれて、こっちが文句言いたくなったこともあったけど、政行さんが感じてるってのが伝わるのはやっぱり嬉しい。

大体、普段セックスで余裕を無くしてしまうのは、俺ばっかりだし、偶にはこういうことがあったっていいよな。

 

「このまま足だけでもイケるんじゃねぇの、政行さん」

「っ……!」

 

爪先を使って鈴口を責めると、シーツを掴んでいた政行さんの手が動いて、俺の肩を掴んだ。

 

「みこ、と……っ」

「どうせ、洗濯するっつったの政行さんだろ。……いいから、イケ、よ……っ」

「く…………っ、あ、おま……!」

 

足に力を入れて、もっと強めに擦り、足の指を使って刺激してやると、政行さんが身体を震わせながらイッた。

出された政行さんの精液が、お互いのパジャマとソックスを汚す。

ひっそり、俺の方も同じようなタイミングで、下着の中で暴発しちまってたけども。

どうせ、政行さんのことだからまだするつもりだろうと、バレないうちに自分からパジャマの下と下着をさりげなく脱ぐために、ウエストに手をかけたら、まだ呼吸の整ってない政行さんが手を俺のパジャマのズボンの中に突っ込んできた。

濡れた下着ごと、ちんちんを軽く握られる。

まだ、イッたばかりで敏感なままの部分に与えられた刺激に、つい声を上げてしまった。

 

「っ!」

「……何だ。俺、今日まだ触ってなかったのに、イッたのかよ」

「……う」

「触ってないのにイケるとか、そっちの方が凄ぇよなぁ」

「や、うる……せ……っ」

 

休む暇もなく、出したばかりの精液を使って、わざと音を立てるように扱かれる。

とっくに好みの力加減やら、動くスピードやらは把握されているから、少しはあったはずの余裕はどんどん削られていく。

こうなると、もう下半身を纏っているパジャマのズボンと下着が邪魔にしかならない。

疼き始めた後ろ側に、早く触れて欲しくて仕方がなかった。

 

「ま……さゆ……きさ……っ」

「脱がすぞ。……あまり焦らさないでいてやるから、そんなもどかしそうな顔すんな」

「っ!!」

 

返す言葉に詰まった俺に、一回出したことで、さっきとは逆に余裕が出て来たらしい政行さんが嬉しそうに笑う。

ホント、結局最後には敵わねぇんだよなって思いながら、身体の力を抜いて、政行さんに身を委ねた。

 

 

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