Twitterタグで文字書きさんの作業工程を知りたいというのがあったので、野崎くんのタイムシフト予約していたのを見ながら遊んでました。
何故、野崎くん見ながら紅敬なのかというのは、単純にネタが固まっていたからです。
詳細は記事に添付した画像ファイル(Art196.png)参照で。
(画像縮小すると読みにくかったので、今回は添付した)
結局一時間では書き切れなかったので、話は中途半端になってます。
そのうち、改めてちゃんと話にします……。
※後日改めて話にしたのがIndecent chatになります。
旦那が泊まって行ったのは覚えている。
腕枕で眠りについて、寝る直前まで蓮巳の髪を撫でていたのもだ。
が、何か今日は何となく感触に違和感があった。
毛には違いねぇが、髪とは違うーー小動物の毛の感覚に近いような何かが手に触れている。
「ん……?」
まだ残っている眠気をどうにか押さえ込んで、目を開ける。
すぐ近くにあった蓮巳の顔はいつも通りだが、何となくの違和感にそのまま視線を上に向けたところで、違和感の正体に気付いた。
「ああ!?」
旦那の頭上にはネコみてぇな耳らしきものが二つあった。
俺の手に当たっていたのは、この耳の部分だったらしい。
ちょっと蓮巳の髪をかき分けて、耳っぽいものの付け根部分の状態を見てみたが、どうも飾りとかじゃなく、しっかり頭から生えているもんらしい。
昨夜はこんなもんなかった。
大体、本来の耳もちゃんとついているし、飾りにしたって旦那がこんなおふざけをするようにも思えねぇ。
「一体、どういうことだこりゃ」
その蓮巳の頭についている耳みてぇなもんを、軽く引っ張ってみる。
何となくぬくいし、引っ張ったらもう一方の耳もぴくぴくと動いた。
「ん……なん、だ、鬼龍……」
流石に今ので、まだ寝ていた旦那を起こしちまったらしい。
薄らと目を開けた蓮巳が少しだけ不機嫌さを含めた声を上げる。
「……ん? 貴様、今、俺のどこを触っている?」
「……鏡見てみるか?」
ベッドサイドのチェストの上にちょうど乗っけたままになっていた手鏡と蓮巳の眼鏡を手に取って、一緒にやつに手渡す。
蓮巳が眼鏡を掛けてから鏡を覗き込んで、目を丸くした。
自分でも頭上に手を伸ばして、耳っぽいものを触って確認している。
「何……なんだ、これは!」
「俺だって聞きてぇよ。一体、何がどうなってんだこりゃ」
***
とりあえず、朝飯とベッドから這い出た時点で、蓮巳の旦那には耳だけじゃなく、するりと細長い、これまたネコを思わせるしっぽがケツについていた。
しっぽがあるから、旦那が着てきた服だとしっぽが収まらねぇし、一時的な現象だとしたら、そのしっぽを通すためにわざわざ服を手直しするのもどうかと、旦那と話し合った結果、とりあえず蓮巳には俺のシャツを貸して、下半身はすっぽんぽんって状態だ。
父ちゃんと妹は昨日から親戚の家に泊まりがけで行ってるし、今夜も戻って来ねぇ。
蓮巳をこんな格好にさせておいても、家から出ない分には不都合がねぇってのは幸いだった。
まぁ、シャツの裾でかろうじて大事な部分は見えてないとはいえ、この下に何も穿いてねぇっていう事態は、俺としちゃちょっとばかり目の毒ではあったが。
「……こういう形でいわゆる『彼シャツ』が見られるとはなぁ」
「あまりじろじろ見るな。落ち着かない」
「昨夜、散々触ったし、舐めたりもしたろ」
「それとこれとは話が別だ!」
「っと」
ぺしりと蓮巳から生えているしっぽが、俺の身体を叩いた。
「……自分の意志で動かせんのかよ、それ」
「そうみたいだな。簡単に動かすくらいは、だが」
「しっぽの先っぽ丸めたりってのは出来んのか?」
「む……それはどうも上手くいかんな」
蓮巳のしっぽがふよふよと動く。
(ここ後で追記)
***
ーー元の姿に戻したいかね? ムッシュ?
ーー……何だ? 誰だ、あんた。
目の前に表れたシルクハットを被った初老の男が、モノクルの奥から怪しい光を湛えた視線をよこす。
何だ、こいつ。妙に胡散臭ぇな。
黙って、横を通り過ぎようとしたが、やつが持っていたステッキがそれを遮ってきた。
ーー一応は言っておくが、私は君の願望を叶えてみただけなのだよ。
ーーあぁ? 願望だ?
ーー彼をネコみたいだと思ったし、実際にそうだったらどうなるのだろうと考えただろう? 君たちをモデルにしたグッズで彼がネコの耳としっぽをつけていたのを見て。
ーーあ。
思い出した。
夢ノ咲学院の有力ユニットいくつかに来ていた、メンバーのグッズ化の話。
紅月にもその話は来ていて、デザインの仮案を昨日みたら、俺はライオンの耳としっぽ、神崎は犬の耳としっぽ、そして旦那がネコの耳としっぽがついていて、それぞれデフォルメされたキャラになって、キーホルダーを作成するって寸法だった。
……確かに、蓮巳はネコのイメージがあんなって思ったし、実際にこんな耳やしっぽがついたなら、どんな風になるだろうかなんて思ったのは思ったが。
ーー思い出したかね?
ーー思い出したが、ありゃ願望っていうかちょっと見てみてぇって思っただけだぞ。
ーーそうかい? でも悪くもなかったろう?
今日一日の流れを思い出して、まぁそりゃなと一瞬だけ思ったが、慌てて頭を振る。
ーー否定はしねぇが、やっぱり元の旦那が一番に決まってんだろ。てめぇがやったってんなら、当然元にも戻せんだよな?
ーーいや、私には無理だな。
ーー何だと。
ーー待ちたまえ。話はまだ終わっていない。胸ぐらを掴んだ手を離してくれないか。君には戻すことが出来るのだから。
ーー俺が?
意外な言葉に首を傾げる。
ーーそう。あの状態は君たちがセックスすれば戻る。
ーーはぁ? 何だよ、そんだけで戻るのか。だったらーー。
ーーただし。それには彼の中にそのまま出さなければならないという制限がつく。
ーー待て。ナマでやれっつうことか? そりゃ、旦那に負担が大きくなんだろ。
普段、俺たちがセックスするときには、きっちりゴムを使っている。
男同士でするときには、受け入れる側の中にそのまま出しちまうと、負担が大きいっていうし、万が一何か病気になってもまずいから、そこら辺はしっかりと線引きをしてる。
けど。
ーーナマでやりたいと思ったことがないとは言わないだろう?
ーー…………それも俺の願望からだって言うつもりかよ。
目の前の男に軽く殺意が湧いてくる。
つくづく余計な真似しやがって。
ーー安心したまえ。心配事の諸々は必殺ご都合主義というもので、全て解決する。君たちは心ゆくままにナマでセックスを楽しむだけでいい。
ーーそれで、ちゃんと元に戻るんだな?
ーーああ。そこら辺の心配はない。
ーーわかった。
***
「……朝から大胆だな、旦那」
俺が目を覚ましてすぐに、旦那が俺の身体の上に乗っかってきた。
お互いに朝立ちで固くなってるモノが擦れ合う。
「セックスしたら戻れるらしいからな。貴様の家族が帰ってくる前に戻らねば、俺も家に帰れん」
「ってことは、てめぇの夢にもあの変なやつが出たって事か」
「ああ。……貴様、何てことを考えた」
「ほんのちょっと頭の中で考えたくらいでこうなるとか、誰が思うんだよ」
(一時間だとここまでだった)
中途半端だけど2600文字前後でした。
あとで、アレコレ書き加えます。
というか、エロ書くのにはやっぱり一時間じゃ足りなかったw
タグ:あんスタ, 紅敬, R-18, 書きかけ, Twitterタグ
- Memo
- 何か、読み返すとしみじみ頭の悪い話になった気が……w
話は完成しましたが、話が出来る過程の一つとして残しておきます。 - File
- Art196.png