タイトルからお察しでしょうが、無理矢理描写が入るので注意。
初出:2014/11/26
文字数:771文字
「いた……痛い、御子柴」
最初はかなり大声を上げて、抵抗していた鹿島は、諦めたのかもう小さく啜り泣くくらいの反応しか返さない。
こんな風に泣けたんだな、泣き顔も意外といいじゃねぇか、なんて思いながら腰を動かす。
初めて知った膣内の感触は、自分の手で擦り立てるのとはまた全然違う快感を引きだした。
濡れて温かい内部は場所によってざらついていたり、少し固い場所があったりで、意外に複雑な作りをしてるんだと実感する。
繋がった場所を見ると、破瓜の血が鹿島の秘唇と俺のモノに、蜜と一緒に絡みついている。
これに、俺の精液が混じったらどうなるのか、なんて考えると益々興奮した。
最初に比べて、鹿島の中が濡れているのは身体の防御本能かも知れないけど、時々ひくついて俺のに纏わり付いてくるのは、痛いからだけでもないからじゃねぇのかな。
この後、俺たちの関係がどうなってしまうかなんて、今はどうでもいい。
どうなったとしても――鹿島はこれで俺を忘れられなくなるだろう。
たった一度きりの初めてを奪った男として。
それを知ったら、あの人はどう思うかなんて考えると、どす黒い優越感みたいなものが心の中に溢れていく。
こいつに男を教えたのも、中に初めて出したのも、俺ですよ、って言ったら、どんな顔をするのだろうか。
「渡す……かよっ」
「やっ……!? 御子柴、中、中だけはやめ……っ! お願……!!」
静かにしていた鹿島が、腰を叩きつけるスピードを上げた俺の動きで、何をするつもりなのかを悟ったのか慌てだしたが、そんなのには構わずに、動き続ける。
俺の動きを止めようとする鹿島の手には、疲れからかろくに力なんて入ってなくて、そんなところもやっぱりこいつ女なんだな、なんて思わされた。
「やだ……っ、や、あああ!」
「…………かし……まっ」
訪れた射精感には逆らわず、鹿島の一番奥深いところで吐き出した。