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Let's Challenge!<月刊少女野崎くん・みこかし・R-18>

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みこかしが一緒にコンドーム専門店に買い物しにいったり、その買ったゴムを試したりする話。

※二人が大学生で付き合っている前提。

初出:2015/08/06

文字数:3672文字 裏話知りたい場合はこちら

 

「……なぁ、ホントに入るのかよ」

「何、ここまで来て。一度に色んな種類のゴム見てみたいって言ったら、御子柴だって同意したじゃん」

「そうだけど! いざ来てみたら、何つーか、こう人目が気になるって言うか」

 

御子柴が周囲をちらちら見ながら、顔を赤くしている。

今日、二人で訪れているのはコンドーム専門店だ。

普段は、ドラストやコンビニでゴムを買っているけど、雑誌でコンドーム専門店なんていうのがあることを知った。

色んな種類のゴムを一度に見てみたいから、そこに行ってみるって言ったら、俺も行くってついてきたのは御子柴なのに。

数十歩先にあるそのお店は、ディスプレイが派手で明るいからか、特に卑猥なイメージはなく、寧ろ健康的にさえ思える。

 

「誰も大して見てないってば。気になるなら、どっか近くでお茶でもして待ってる? 私行ってくるから」

「おまえ一人で行かせられるかよ! 俺も行くって! ……でも、ちょっと一回深呼吸させてくれ」

「も-、仕方ないなぁ」

 

そこまで身構えて入るようなお店でもないと思うんだけど。

御子柴の顔はまだ赤かったけど、結局、数回深呼吸して落ち着きはしたみたいだ。

今の行動の方が、よっぽど人目を集めてしまった気はするけど、それはあえて言わないでおく。

 

「よし、行くぞ」

「はいはい」

 

それでも、一人で入ると思われるのは嫌みたいで、腕を組めって意味で肘を突き出してきたから、大人しく御子柴の腕を掴んだ。

そのまま二人で一緒に並んで歩き、お店に入る。

お店の表も派手なディスプレイだったけど、中も負けず劣らず派手だった。

御子柴が隣で軽く息を吐いたのが聞こえる。

気後れしてたんだろうなぁ。

流石に専門店というだけあって、普段、ドラストやコンビニでは見かけないようなゴムも、色々置いてある。

初めて目にしたようなものが、幾つもあった。

 

「ホントに色んな種類あるんだなー、ゴム。光ったりするのって、ホントに挿れても大丈夫なのかよ」

「大丈夫だから、ゴムとして売ってるんじゃないの? 面白そうだから、これ買ってみよう」

「おう」

 

先っぽに蓄光剤入りのゼリーが入っていて、光るらしいゴムをまずカゴに入れる。

お店に入るときには渋っていた割に、いざ店内で色々見ていたら面白いらしく、御子柴の表情が楽しそうなものになってきた。

声も心なしか弾んでいる。

本当に私の彼氏は分かりやすい人だなぁ。

 

「何だ、これ? お守り型?」

「今堂夢……ねぇ。海外の方とかに受けそうだね。あ、でも中身は普通のゴムみたい」

「じゃ、それはいいか。あ、これ何だ、ドット??」

「ん? 千個以上のつぶつぶが表面についてるんだって」

「へー、じゃ、これも買ってみるか」

 

夢中になって色々買い漁った結果、合計金額に気付いた時には、既にレジを打って貰っている最中。

二人分の資金があるからと気が緩んだのか、つい色々と買ってしまった。

ある程度の量を置いといても傷むものじゃないし、最終的には使うだろうからいいんだけど、当面ゴムを買う必要がなさそうだ。

御子柴が一人暮らししている家に帰ってから、早速、ゴムを使ってみることにした。

ベッドの上で、数個のコンドームの箱を並べて置いてみる。

 

「で、まずどれ試してみる?」

「何か、光るのが一体どうなるのかって見てみたくねぇ?」

「気になるよね、それからいってみようか」

 

***

 

「うわ、ホントに御子柴の御子柴が光ってる」

「その表現やめろよ。……何かシュールだなぁ」

「何か、笑いそうなんだけど、私」

「俺もだ。エロい気分がどっか行きそうだぞ、これ」

 

使う直前に光に当てて下さい、なんて注意書きがあったから、前戯はずっと明るい状態の部屋でして、ゴムを着け、今ようやく部屋の灯りを消したけど、暗がりで御子柴のモノだけが光って存在を主張しているのが、どうにもおかしい。

一番強く光っているのは先っぽにゼリーが入っている部分だけど、全体的にも淡く蛍光緑に光ってる。

竹取物語でいうところの光る竹ならぬ、光るきの……ああ、いや、やめとこう。

ホントに笑いそうだ。

 

「……何だよ」

「ごめん。あんまり見てるとホント笑うから、挿れよう? 暗いから、御子柴からは見えにくいでしょ? 私から挿れるね。こっちからは丸見えだから」

「丸見え言うなっての」

 

光っている御子柴のモノを掴んで、狙いを定め、腰を下ろす。

 

「…………っ」

「あ……んんっ」

 

繋がった場所から熱が溶け合っていく。

光っていた部分が、私の中に収まっていき、徐々に見えなくなっていった。

いつも使っているゴムより、何か……温かい?

腰を全部下ろすと、御子柴の腕が私の身体に回され、支えてくれる。

 

「……光るっていうから、ゴムとしてどうなのかって思ったけど、これ……っ、意外に」

「ん……感触気持ち良い、かも」

「おまえもかよ」

「あ、んっ!!」

 

ベッドのスプリングを使って、御子柴が身体を動かし始める。

激しくはないけど、繋がりが深いのもあって、快感は結構強い。

暗闇に水音と身体のぶつかり合う音が妙に響く。

手探りで御子柴の肩を確認して掴まると、御子柴が片方の手で、私の顔を探ってきた。

 

「……鹿島」

「ん」

 

唇に指が触れたから、意図を察して目を閉じる。

暗くてほとんど見えてはいないんだけど、条件反射だ。

重なってきた唇が、軽く何度か吸い付いてきた後、舌が唇を開けって言うように突いてきた。

 

「……っ、ふ」

「は……っ」

 

御子柴の舌を迎え入れて、こっちからも舌を絡めると、御子柴の手が私の胸元で動き始める。

おまえ、ホント胸ないよなってぶつぶつ言いながらも、私が胸感じるのを知っているから、ちゃんと触ってくれるんだよねぇ。

御子柴のこういうとこ、好き。

私も御子柴の服の上から身体を触り始めると、御子柴の呼吸が荒くなってきた。

それは私もお互い様なんだけど。

目を開けると暗がりながらも、顔が至近距離にあったから、笑ってる御子柴の表情が見えた。

 

「何? どうしたの」

「や、光ってるってのに気を取られてたし、あんまゴムとしては期待してなかったんだけど、これ感触結構いいなって。おまえも気持ち良さそうだし」

「んっ!」

 

より、繋がっている場所を密着させるように、御子柴が私の腰を引き寄せた。

強い衝撃がお腹の奥に来て、つい肩を掴んでいる手に力が入ってしまう。

敏感な場所も擦れて、快感を煽られ、もっと強く深く、御子柴が欲しい。

 

「みこ、しば……っ」

「鹿島、動けるか? もう少し強くしたい」

「ん、このままの……姿勢で動く?」

「おまえが動けるようなら」

「多分、大丈夫」

 

御子柴の肩を掴んでいた手を離して、ベッドの上に両手をついて、自分の支えるようにしてから、腰を動かす。

二、三度動かしたところで、動くリズムが御子柴とかみ合って、気持ち良さがどんどん増していく。

 

「う、あ、みこ、し、ば……っ」

「かし、ま……っ!」

 

私の腰を支える御子柴の手に力が入ったのが伝わる。

御子柴も大分気持ち良くなってきているみたいだ。

 

「やべ、も、そろそろ……っ、もた、ね」

「いいよっ……私も、もう……うあっ!!」

 

一際強く中を抉られて、限界が訪れた。

暗闇の世界で、視界に閃光が走ったのに続いて、耳が御子柴の小さな呻きを拾う。

二人分の乱れた呼吸音が部屋に響いた。

 

***

 

「で、次、どれ使う?」

「ちょっと待って。今日はもう無理だよ!? 何で、そんなやる気になってんの!!??」

 

あの後。

香りのついたゴムを試して、もう一回。さらにフェラ用のゴムも試したいなんて言いだしたから、それをつけて口でもしたっていうのに、御子柴は何かスイッチが入ったのか、さらに続けようとしてくる。

珍しいけど、流石に疲れが限界だ。

香り付きのゴムを試した時に、御子柴が結構激しかったせいもあるかも知れない。

でも、私は正直、もう寝たい。

 

「いや、何かさ。こう、ゲームのスチルを埋めていくっていうか、コンプ欲みたいなのが刺激されるっていうか」

「ごめん、全然意味わかんない。何も一晩で一度に試そうとしなくたっていいじゃん……寝ようよ。私、明日、一限から講義あるんだってば」

 

既に瞼が落ちかけているのを、押しとどめるのでやっとだ。

御子柴の腕を引っ張って促すと、御子柴がちょっと惜しいみたいな表情をしながらも、ベッドの中に入ってきた。

 

「悪い。忘れてた」

「もう……そんなことだろうと思ったけどさ。御子柴、明日午後からだっけ?」

「いや、休講になったから一日休み。……って先週言わなかったっけか」

「あー、聞いた、かも知れない」

 

だから、余計箍外れてたんだろうなぁ。

半分寝ている頭でぼんやり考えてると、御子柴が私の頭を撫でてきた。

 

「明日、夕方には帰れるよな? 夕食作っとくから、またこっち来いよ」

「ん……そうする。デザートも欲しい……な」

「わかったって。何か美味そうなの探しとく」

「うん……」

 

多分、素直に私の言うことを聞いてくれるのは、今日のお詫びのつもりなのかも知れない。

御子柴が私の額にキスしてくれたところで、もう眠さに目を開けてられなくなったから、そのまま眠りに落ちた。

 

 

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