※堀鹿&堀みこ前提で、さらに御子柴が女体化、かしみこでの百合っぽい要素もぶっこんだ3Pのほりかしみこ♀。
ただヤッてるだけの爛れた関係。
2015/03/21のワンライで書いた話です。
2016年夏コミの新刊『MYM』はこれを元に改めて纏めたものになります。
初出:2015/03/21
文字数:2494文字 裏話知りたい場合はこちら。
一体、何でこんなことになっているのか。
ハッキリ言って、頭の中が今の展開について行けないでいる。
どんな流れだよ、これ。
「ずるいよねぇ、御子柴。いきなり女の子になっちゃった癖に、私より胸あるなんてさ」
「やめ……っ、かし、ま……うあ!!」
背中側から俺を抱くような形で、鹿島が俺の胸を触っていく一方。
「でも、ちゃんと中も女になってるんだよなぁ、この感触。奥突いたら子宮口に当たってるし。しかし、おまえ、胸の触り方、俺と同じやり方なのな」
「仕方ないじゃないですか。私、さっきまで先輩しか知らなかったんですし。あ、でも女の子の身体って、触りあってると気持ち良いですね。何かこう、柔らかいっていうか癒やされるっていうか」
「何だよ、俺とじゃ気持ち良くなくて、癒やされないってことか?」
「もう、そんな揚げ足取らないで下さいってば! 新鮮な感覚だって言いたいんです!」
堀先輩は俺を前から貫いて、鹿島と会話しながらも動かす腰は止めない。
本当にどうしてこうなった。
今朝、いつもの様に目が覚めたが、直ぐに身体の違和感に気付いて、慌てて鏡を見ると俺は女になっていた。
胸は出てるし、大事なモノはなくなってるしで、混乱しつつもそのまま学校に来てしまったのは、やっぱり狼狽していたから、としか言いようがない。
大人しく学校を休むという選択肢が、どうして自分の中で出なかったのか。
出ていたら、少なくとも今、こんな事態にはなってなかっただろう。
極力、バレないようにしていたつもりだが、親友は直ぐに違和感に気付いたし、その流れで堀先輩にも女になったのがバレた。
――起きたらなっていた、なぁ。……じゃあ、本当に隅々まで女になってるのか、確かめてやるよ。
――えー! それはそれで私が何か寂しいんですけど!
――別にその間、おまえにどっか行ってろなんて言ってねぇだろ。一緒にやればいいだけの話じゃねぇか。
――あ、それもそうですね。
――そうですね、じゃねぇよ! 二人とも俺の意見は聞く気なしかよ!!
嫌なところで阿吽の呼吸を発揮した鹿島と堀先輩は、部活が休みで誰もいなかった演劇部部室を使って、二人がかりで俺を襲い始めた。
まだ、大道具のベッドを使ってくれただけマシというところだろうか。
あっという間に俺は服を脱がされたが、直後のそれぞれの台詞は自分がこんな状態じゃなきゃ、そういう問題じゃねぇだろ!とツッコみたかった。
――何で、御子柴が私よりも胸あるの!?
――へぇ、Bくらいはありそうだな。気にすんな。おまえ、胸敏感だし、やっぱり足は鹿島の方が綺麗だから。
堀先輩が俺だけじゃなく、鹿島にも手を出しているのは知ってたけど、何でこうして三人で素っ裸になって学校でヤッているんだか。
エロゲーによっては、ハーレムルートみたいなのもあるし、複数人数でのセックスに興味がまるっきり無かったかというと嘘になるけど、まさか自分が女になって二人から責め立てられるハメになろうとは、完全に予想外だ。
「ひあ!!」
無くなったモノの代わりにクリトリスを堀先輩の指先で捏ねられて、思わず背が仰け反る位の快感に、声が抑えきれない。
「可愛いね、御子柴。そんな声上げちゃうんだ」
「や、あ、やめ、ろ、って……!」
鹿島の指が俺の乳首に触れて、さらに呼吸が乱れていくのが分かる。
流石に挿れられた直後は痛かったし、血も出たけど、今はほとんど痛みが失せている。
後孔を堀先輩に初めて貫かれた時は、しばらく痛かったのに、こっちはそうでもないって、やっぱり女の身体は男を受け止めるように出来てるってことなんかな。
「おまえ、後ろより前の方が気持ち良さそうだな。やっぱ違うもんか?」
ま、挿れてる俺も感触違うけどな、と堀先輩が俺の腹を撫でながらそう続ける。
ああ、違うよ、違うともさ。
けど、既にそれを口にする余裕がない。
先輩の肩に掴まって、爪を立てて訴えるのが精一杯だ。
「鹿島」
「はい?」
「御子柴の右側の乳首舐めてやれ。俺、左側いっとくから」
「はーい」
「な、にが……あああ!!」
両方の乳首にざらついた熱い舌が同時に触れる。
音を立てながら、舐め上げられて、腹の奥が妙にうずき出す。
「……これ、良さそうだな。今、中締まった」
「いいなぁ、三人ならではですよね、胸を両方一度に責められるって」
「心配しなくても、おまえにも後でちゃんとやってやるよ。しながら、濡れてることだしな」
「ん……や、先輩、今、触らな……っ」
俺の位置からは見えなかったが、先輩がクリトリスに触れていた手を移動させて、鹿島の方に触れたらしい。
……こいつ、こんな色っぽい顔、先輩の前ではするんだな、と少し鼓動が跳ねた。
「さて、そろそろ一度終わらせるか。この身体で前と後ろ、どう違うか確認してやるよ」
「先輩、それ、私またお預けのパターンですか?」
「心配すんな、先におまえだ。いいよな、御子柴?」
「いい、も、何、も……っ! あ、あ、うあ、ああっ!」
どうせ、俺の意見なんか聞く気もねぇ癖に。
先輩の唇と鹿島の唇が胸から離れたと同時に、律動が強くなった。
ガンガン中を突いてくる先輩と、背中側から抱きつつ、時折耳や首筋にキスしてくる鹿島に、もうどうにでもなれ、と思いかけたところで――ゴムをしてなかったことを思い出す。
「待っ……た、先輩。ゴム、してない……っ、から、中、は……っ!」
「いつもしてねぇだろ?」
「や、そう、だけど、女の身体、じゃ、妊娠……したらっ、ヤバ……ああ!!」
「御子柴の子ども、可愛いと思うなぁ。……ね、私も後で中に出して貰うから、二人で先輩の赤ちゃん産むってのはどう?」
「あー……おまえたちに、似た子ども出来たら……凄ぇ、可愛いだろう、な……っ!」
だから、二人とも俺の話はスルーかよ!と頭の中だけで反論した瞬間、先輩が達したのが分かった。
軽く呼吸を整えると、先輩が俺の中から抜ける。
精液と愛液と血液の混じり合ったものが、軽く糸を引いたのが見えた。
「鹿島」
「はい。舐めればいいんですね? 先輩、結構直ぐ元気になりますもんねぇ」
まだまだ、乱れた三人のセックスには終わりが見えそうになかった。
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