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Desire・サンプル<月刊少女野崎くん・堀みこ・R-18>

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Desire 2015/02/08(別冊ラブロマンス2)発行

ジャンル:月刊少女野崎くん・堀みこ(R-18)

仕様:A5判(コピー本)・24P・300円・完全書き下ろし・完売済。 

当方で数本書いてる堀みこによる、尿道カテーテルを使ってのドライオーガズム話となっております。
完全書き下ろしですが、過去作を読まなくても話として成立しております。

表紙&挿絵は保志いつみさんに描いて頂きました。

 

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Part 1<御子柴Side>より抜粋

Part 2<堀Side>より抜粋

 

Part 1

「ま、実際にこれを挿れるのはおまえだからな。太さくらいは選ばせてやるよ。どれがいい?」
「どれって言われても……」

ハッキリ言って、どの太さも遠慮したいのが本音だ。
いくら気持ち良いはずだなんて言っても、先輩がそれを体験してるわけでもねぇんだし、ドライオーガズムが良いといったところであくまで仮定の話だ。
一番太いカテーテルなんて、ホントに尿道に入る太さなのかよって感じだし。
……どうせ挿れることになるなら、極力ダメージ少なさそうなのがいいよなぁ。
そう思いながら、一番細いカテーテルのパッケージを手にした瞬間、先輩が口を開いた。

「そういえばな。購入サイトのレビューとか見た感じだと、一番細いヤツは意外に痛いらしいってあったなぁ」
「……選ぶ前に言って下さいよ、そういうことは!!」

慌てて、手にしたカテーテルを置く。
そんなの聞いたら選びたくない。
かといって、太いのなんて見るだけでも怖くて使いたくなんかない。
だったら、中間あたりで取るしかねぇよなって三番目に細いのを手にした。
……これでも、すっげぇ抵抗あるけどな。

「それでいいんだな?」

よくはないけど、頷く以外になかった。

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Part 2

「ひっ、あっ、や、そこ、やめっ……! うああ!!」
「……凄ぇ」

御子柴の指が俺の腕をぎっちりと掴んでいる。
普段は何だかんだで、俺に対しては『先輩』だからっていう意識を根強く持っているから、こっちにしがみつく場合にも何処かで遠慮が残っている。
が、今俺の腕を掴んでいる指にはそれがない。
指や立てている爪の跡が残りそうなぐらいに力が入っている。
御子柴の中を擦りながら、尿道に挿れたままのカテーテルを軽く指で弾くと、また派手な声が上がり、細かく震えっぱなしの中がぎゅっと締まった。

「も、ほん、と、勘弁、してっ、くだ、さ……っ!! これ、怖ぇ……! 止まんね……っ」
「ダメだ。まだ、俺の方イッてねぇし」
「ひっ!!」

こっちとしても、何度かヤバそうなのを堪えているからなんだが、俺の言葉に御子柴の表情が絶望の色を映す。
そんな状況なのに、びくびく震え続ける御子柴の内壁が俺をもっと欲しいと、ねだっているようにも感じられるのが何ともシュールだ。
元々、御子柴はセックスの最中は割りと声上げるし、正直うるさい位だと思うこともしばしばだが、今日はいつも以上にうるさい。
これ、明日まともに声出せなくなるんじゃねぇのかな。
足を押さえていた手の一方を外して、御子柴のモノの付け根に縛りつけていたカテーテルを緩め、先端の方へと軽く撫で上げる。

「あ、あ、やだ、触らなっ、やめ……!! ひっ!!」
「こんだけでもクルのか」

枕の上で御子柴が首を振る度に、汗を含んだ赤い髪は踊り、額やこめかみから流れた汗が飛び散る。
目も潤んでいるという段階を通り越して、涙で端正な顔がぐちゃぐちゃだ。
鹿島ほどではなくとも、早々居ないレベルのイケメン面がこんな風に乱れる様を見るのは気分が良い。
その原因が俺だと思うと尚のことだ。

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タグ:月刊少女野崎くん堀みこサンプル2015年発行