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続・チョーカーネタ

昨日の続き。可愛かった流れが色々台無しw

先輩が下心無しにプレゼントしてくれる……なんて訳なかったんだよな、今にして思えば。

くそ。無邪気に喜んだあの感情を返して欲しいくらいだ。

せっかく、先輩が買ってくれたチョーカーなんだし、大事にしようなんて思っていたのに、今それがどこにあるかというと。

 

「何だかんだで萎えねぇんだもんなぁ、おまえも。萎えりゃ、これだって外れるってのに」

「うあ!」

 

……ちんちんの根元に巻き付けられている、なんてオチだ。

そして、手の方は元々俺が持っていたチョーカーを使って拘束されてしまっているから、自分で外そうにも外せない。

先っぽを指でぐりぐりと弄られて、時々鈴口に入り込んでくる刺激が強くて、つい声が上がる。

 

「も……まだ新品で汚したく……ないんだから、外して、下さい……って……!」

「多少汚れたって拭けば済む話だろ。大体、もう先走りこんなに溢れてきてんだから、手遅れじゃね?」

「や、あ、ちょっ、だから、弄んな……っ、ああ!」

 

指だけじゃなく、唇までちんちんに触れてきたもんだから、身体が仰け反る。

気持ちはいいけど、至った状況を考えると何とも複雑だ。

先走りを吸われて、それでチョーカーはとりあえず汚さずには済んだみたいだけど、ハッキリ言って時間の問題だ。

 

「も、ほん、と、酷ぇ……っ。せっかく、くれたチョーカー、なの、に」

「……ああ、そうだ。御子柴」

「なん、すか」

「汚さずに済む方法思いついた。おまえがドライイキすりゃ、普通にイクよりは汚さねぇだろ」

「な……簡単に、言います、けど……っ、はい、そうですかで、ドライなんっ……!?」

 

後ろの方にするりと指が入り込んで来て、つい言葉が詰まる。

 

「……意外にイケそうだけどな。口でちんちん舐めてやりながら、こっち指で弄っておけば。おまえ、ドライで一度イッてからそれまでより身体が敏感になったしなぁ」

「そ、れは……っ、うあ、ちょ、先輩、口……っ、離し、てくださ……!!」

 

先輩はあまり口で俺にはしてこないけど、その分というか何というか、してくる時は結構しつこい。

根元や袋の方まで唇で吸い付いてきたり、舌をじっくり這わせて来たりと、丹念に弄ってくる。

中の指もゆっくりと動き始めて、腹の奥からじわじわと何か来そうな感覚がヤバい。

確かに気持ち良いけど、底なしの沼に引きずり込まれそうな感覚もして、怖いんだよな、アレ。

 

「あ、や、ダメ、せんぱ、やめ……あ、あああ!!」

 

先っぽを先輩の口に含まれながら、鈴口に舌が入り込み、中の指が感じる場所を強く押した、って認識した次の瞬間、全身に例えようのない気持ち良さが広がった。

 

「……やっぱ、イケるんじゃねぇかよっ……!」

「あ、今、挿れな……っ、んんーっ!!」

 

その気持ち良さが持続しているところで、先輩が俺の足を抱えて、中に挿入してきた。

衝撃で震えてしまった身体を抱き締めてはくれたけど、それさえ快感の後押しにしかならない。

おまけにこっちは手首も縛られてるから、強すぎる快感を上手く逃せなくて、気持ち良いけど、良すぎてキツいってのもある。

 

「せ……んぱ……、っと、鬼、かよ……っ」

「滅茶苦茶気持ち良さそうな反応しといて、人を鬼呼ばわりとは言ってくれるじゃねぇか」

「……あ、や、動かなっ、あう……あっ、ひあ!!」

 

自分のものだと認識したくない声が部屋に響く。

 

「あ、ああ、や、あああ!!」

 

こんなの、何回もされたらホント俺どうなるんだ、なんて意識のどこかで思ったのを最後に、ぶつっと世界が途切れた。

 

***

 

「…………ホント、もうちょっと加減して下さいって……。これ、かなり気持ち良いけど、反動っていうか、身体へのダメージ凄ぇ残るんすから」

 

ベッドから身体を起こせないままに、先輩に愚痴ると、先輩がさっきまで俺のちんちんに着けていたチョーカーを首の方に着けてきた。

……汚れてはいなかったけど、絶対拭いてねぇよな、これ。

先輩が指先でチョーカーを弄って、小さく鎖が揺れ、音が鳴る。

 

「悪い、つい可愛くて加減出来なかった」

 

悪い、なんて微塵も思ってなさそうな口調でしれっと言うのが腹立つ。

けど、そこで口答えした日には余計に後が怖いのは、流石に分かってるから溜め息だけに留めた。

 

「けど、おまえ、ホント俺の身体に馴染んだよなぁ。もう、オナニーでも中々イケないんじゃねぇの?」

「そもそも、オナニーまでする余裕ねぇっす。誰かさんとのセックスで手一杯だから、そっちまで手が回んねぇって」

「…………可愛いなぁ、おまえ」

「そんな言葉で誤魔化されな……っ……ん」

 

唇を塞がれて、髪を撫でられて。

さっきまでの激しい快感じゃなく、優しい心地良さに流されそうだ。

……ああ、くそ。なんで、こんな単純なんだよ、俺。

つい、先輩の肩に回してしまった手も、多分先輩の思うツボなんだろう。

ホント、可愛い。なんて呟かれた言葉は、せめてもの抵抗で聞こえないふりをした。

Memo
チョーカーの間違った使い方。
pixivではShort Stories 04に収録してあります。

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