「まだいっちゃだめ」
- 2015/03/04 03:48
- Novel(R-18), 堀みこ(R-18)
- 月刊少女野崎くん, 堀みこ, 社会人同棲設定, 今夜のお題, pictBLandUP済
※二人が社会人で付き合っていて同棲中を前提とした話(not不倫堀みこ)です。ご注意を。
「待っ……た、せんぱ……! まだ、イカな……でくださ……」
「……っ、だから、酒は程々にしとけって言ったのにっ……」
「うあ、ひあ!!」
一度、御子柴の弱い部分を強めに擦ると、気持ち良さそうな悲鳴は上げるも、イケるところまではまだ遠いらしい。
こっちの腹に触れている御子柴のモノは、柔らかさを残している。
なのに、俺の腰に足を絡めて動いてくるもんだから、こっちとしても限界が大分近くなっている。
デパ地下で飲んでみたかったワインが安くなっていたから、と買ってきて二人で部屋で飲んでいたまではいい。
が、根本的に御子柴はあまり酒に強い方じゃない。
酔い始めると色っぽくはなるが、同時に勃ちにくくもなるから、セックスするつもりなら、飲むのは程々にしとけって言ってるのに、下手に飲み口が良かったばかりに、今日はこいつにしては相当飲んでいる。
案の定、まともに勃たない癖にセックスはしたがって、俺に絡み始めた時に嫌な予感はしてた。
積極的に御子柴が絡んで甘えてくるのは凄ぇ可愛い。
しかし、普段はどっちかというと早漏なくらいの御子柴が、中々イカないってのは意外にキツい。
こっちはアルコールでいつもよりも熱くなっている御子柴の中や、頬を赤く染めての色っぽい視線に煽られてるのに、御子柴の方はイマイチな反応ってのは、どうにもモヤモヤしたものがある。
一人でさっさとイケばいいんだろうが、何となくそれも癪だ。
こうなると、普段の早漏さがいっそ有り難い。
「せんぱ……先輩、キス、して」
「……ああ、もう」
「んっ…………! ふ、ん、んっ!」
自分から突きだしてきた御子柴の舌を、自分の舌で絡め取って弄び、唇を重ねる。
まだ、ワインの香りが強く残る口の中を、舌でぐちゃぐちゃに掻き回しながら、二人の身体の間にある、御子柴のモノに手を伸ばして、先っぽを握って軽く扱くと甘ったるい悲鳴が零れた。
御子柴の爪が俺の背中で、背骨に沿ってガリガリと引っ掻く。
まるで、でっかいネコでも抱いてるみたいな心地だ。
……くそ、ホント、煽るだけ煽りやがって。
流石に我慢の限界だ。
「おまえ、ホント、酒飲むと性質悪い、な……っ」
「んあっ!! あっ、ああ!!!」
酒が抜けたら覚えてろ、まともに立てない位連続でイカせてやる、と御子柴の耳元で呟いて、一番奥で熱を吐き出した。
- Memo
- 堀みこの今夜のお題で出た中から。
酔っ払いみこりんに翻弄されるパイセンという、ちょっと珍しいパターンw
pixivではShort Stories 04に収録してあります。