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「まだいっちゃだめ」

※二人が社会人で付き合っていて同棲中を前提とした話(not不倫堀みこ)です。ご注意を。

「待っ……た、せんぱ……! まだ、イカな……でくださ……」

「……っ、だから、酒は程々にしとけって言ったのにっ……」

「うあ、ひあ!!」

 

一度、御子柴の弱い部分を強めに擦ると、気持ち良さそうな悲鳴は上げるも、イケるところまではまだ遠いらしい。

こっちの腹に触れている御子柴のモノは、柔らかさを残している。

なのに、俺の腰に足を絡めて動いてくるもんだから、こっちとしても限界が大分近くなっている。

デパ地下で飲んでみたかったワインが安くなっていたから、と買ってきて二人で部屋で飲んでいたまではいい。

が、根本的に御子柴はあまり酒に強い方じゃない。

酔い始めると色っぽくはなるが、同時に勃ちにくくもなるから、セックスするつもりなら、飲むのは程々にしとけって言ってるのに、下手に飲み口が良かったばかりに、今日はこいつにしては相当飲んでいる。

案の定、まともに勃たない癖にセックスはしたがって、俺に絡み始めた時に嫌な予感はしてた。

積極的に御子柴が絡んで甘えてくるのは凄ぇ可愛い。

しかし、普段はどっちかというと早漏なくらいの御子柴が、中々イカないってのは意外にキツい。

こっちはアルコールでいつもよりも熱くなっている御子柴の中や、頬を赤く染めての色っぽい視線に煽られてるのに、御子柴の方はイマイチな反応ってのは、どうにもモヤモヤしたものがある。

一人でさっさとイケばいいんだろうが、何となくそれも癪だ。

こうなると、普段の早漏さがいっそ有り難い。

 

「せんぱ……先輩、キス、して」

「……ああ、もう」

「んっ…………! ふ、ん、んっ!」

 

自分から突きだしてきた御子柴の舌を、自分の舌で絡め取って弄び、唇を重ねる。

まだ、ワインの香りが強く残る口の中を、舌でぐちゃぐちゃに掻き回しながら、二人の身体の間にある、御子柴のモノに手を伸ばして、先っぽを握って軽く扱くと甘ったるい悲鳴が零れた。

御子柴の爪が俺の背中で、背骨に沿ってガリガリと引っ掻く。

まるで、でっかいネコでも抱いてるみたいな心地だ。

……くそ、ホント、煽るだけ煽りやがって。

流石に我慢の限界だ。

 

「おまえ、ホント、酒飲むと性質悪い、な……っ」

「んあっ!! あっ、ああ!!!」

 

酒が抜けたら覚えてろ、まともに立てない位連続でイカせてやる、と御子柴の耳元で呟いて、一番奥で熱を吐き出した。

Memo
堀みこの今夜のお題で出た中から。
酔っ払いみこりんに翻弄されるパイセンという、ちょっと珍しいパターンw
pixivではShort Stories 04に収録してあります。

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