作品
紅(くれない)・♀
紫陽花が甲斐姫勢に内情視察として入り込んだ際、
甲斐姫側から監視役としてつけられた侍女。
外見は12、3歳の可愛らしい少女にしか見えないが、
実際には還暦近い年齢。
クールで口数が少ない、ややツンデレキャラ。
淡々とした口調で毒を含んだ言葉を放つ。
一応は紫陽花が主君という形になるが、
元来の年齢が年齢だからか、敬語は使わない。
ちなみに甲斐姫にも使っていない。
本来の名は深緋(こきひ)という忍び。
かつては紫陽花の家や大谷忍軍と何らかの関わりがあったらしく、
黒や白とは顔なじみ。
元々は少女伝令が何でいないんだー!!という、
私の心の叫びを投影したキャラ。
まぁ、本当は少女とは言い難い年齢ですがw
クールなツンデレ無口少女はツボです。
ついでにいわゆるロリババアとかショタジジイとかの、
外見幼いのに実は結構年寄りというのもツボです。
そこはさておき、外見と実年齢が一致しない理由を。
(以下、地味に今後のネタばれ含む)
かつて、紫陽花や浅葱の祖父にあたる人が、
大谷家忍軍を統括していた時に、
(浅葱みたいに頭領としてではなく、直接の雇い主という意味で)
くのいちが色事で敵を惑わすのに加えて、
子ども(の外見)だと別の意味で敵が油断するだろうと、
試験的に秘薬で成長を止められた子ども達が居た。
試験に関わった五十人の忍びのうち、生き残れたのはたった一人。
その一人が紅。
その後も継続的に試験は続けられたが、
皆、薬の拒否反応で長くは保たなかった。
犠牲になった子どもの数は相当なものになっている。
最初はただ一人の試験の生き残りとして、
誇らしいと思う面もあったが、
成長が止まったことで周囲に置いていかれる恐怖と、
※特に通常くのいちはほぼ短命なので、
現在、彼女と同じ年頃の女の忍びはいない。
忍び達を道具のように扱う、
紫陽花・浅葱の祖父と父に心底嫌気が差し、
数十年前に大谷勢から逃げ落ちた。
以降、紆余曲折を経て甲斐姫勢に。
(甲斐姫はある程度の事情を察しているものの、
その事で直接紅に何かを言うことはしない)
この試験については、吉継は一切知らず、後に伝え聞いて激怒。
抜け忍となった紅の追跡を止めさせた。
また、自分たちの祖父と父が行っていた試験については、浅葱は知っているけど、紫陽花は欠片たりとも知りません。
浅葱が頭領の座についたのは、
祖父や父がやったことに対しての贖罪、
紫陽花には何も知らずに居て欲しいという願いゆえです。
(ただ、やはり浅葱が頭領についた当時の反発は大きく、
幾人かの忍びとは袂を分かつ形にはなった)
当初は自分の身体を呪われたものにした人間に連なる者と、
紫陽花に対して冷ややかに接しますが、
紫陽花が何も知らないことに複雑な心境に。
あ、白が若い外見のままなのは試験関係なく、
単に本人の体質です。
- 2013/10/24 (木) 00:54
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