避難所 短編・書きかけ置き場

カテゴリ「野崎くん」に属する投稿26件]

かべうちに置いてたとこからの移動分。
Immorality of targetの続編冒頭部分。(堀みこ)
そこそこ構想纏まってはいるんだけど、手をつけられないまま数年経っている……。
Immorality of targetはこちら 。(リンク先自サイト)

「待てよ、親父! たまには最後まで話くらい聞いて――ああ、もう」

寝室で電話していた実琴のぼやく声が、リビングにいる俺の所まで聞こえてきた。
どうやら、また親父さんとちゃんと話が出来なかったらしい。
中々受け入れられねぇだろうなって覚悟はしてたが、本当に難攻不落って感じだ。
溜め息を吐きながらリビングに戻ってきた実琴は、疲労の表情を滲ませながらソファに腰掛けた。

「おう。何か飲むか?」
「ん……コーラまだあったっけ」
「あるんじゃねぇの。ほとんどおまえしか飲まねぇんだから」

言いながら冷蔵庫に向かって、やはりまだ残っていた未開封のコーラのペットボトルを取り出し、マグカップも二つ用意する。
それぞれに注いでから、一つの実琴の前に差し出して、もう一つは自分で飲み始めた。

「ほれ」
「ありがとう。って政行さんもコーラ飲むのかよ、珍しいな」
「この時間だからな。コーヒー飲んだら眠れねぇだろ」

時間は既に夜の十時を回っている。
カフェインレスのコーヒーもストックしてあるが、何となく今日の気分じゃなかった。
俺も実琴の隣に座って、何となくしょぼくれて見える背中を軽くぽんと叩く。

「今日も無理だったか」
「…………ごめん」
「おまえのせいじゃねぇだろ。長期戦になるのは覚悟してるさ」

弥生と離婚し、実琴と住むようになってからほぼ二年が経つ。
去年の春に買った指輪は、結局俺も実琴も着けて以降は人前で外すこともなく、すっかり身に馴染んだものになっていた。
政弥と実琴もすっかり仲良くなり、生活は概ね順調だったが、実琴の親御さんは相変わらず態度が軟化する気配はない。
いや、厳密に言えば親父さんの態度がというべきか。
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#堀みこ

かべうちに置いてたとこからの移動分。
延び延びになってる、浪漫学園演劇部と夢ノ咲学院演劇部のクロスオーバー。
演劇部以外にも御子柴だったり、鬼龍くんだったり、しれっと推しが交じっている。

「ああ! では、彼は内気でおどおどしたメイド役なんかどうですかね! ご心配なく、ここは元々男子校だったので男性の体型にフィットした衣装ならほれこの通り!」
「げっ」

日々樹がぴらっと広げたメイド服に御子柴が軽く後ずさりする。
そういえば、野崎の家で台本の読み合わせやったときに御子柴にメイド役をやって貰ったな。
だったら、他の役よりもやりやすいんじゃねぇだろうか。
あと、うちの連中で女装させるとなると、マシな見た目になりそうなのは御子柴くらいだ。

「御子柴」
「堀先輩……」
「いさぎよく着替えてこい。大丈夫だ。おまえなら似合う」

(中略)

「こんなんでいいっすか」
「わぁ、御子柴似合う! 可愛い。ね、撮ってもいい?」
「やめろ、残すな! 褒められても嬉しくねぇ」
「いや、実際悪くねぇと思うぞ。けど何か足りねぇ感じが……ああ、メイド帽っていうか、ヘッドドレスみてぇなのはねぇか?」
「ああ、そういえばそれが足りなかったですね。比較的最近使ったのでどこかにしまっておいたと思うんですが……いけませんねぇ。もうちょっと備品を整頓しなければ」
「何なら、今作ってやろうか? 頭に乗せるやつだけでいいなら、五分もありゃ出来る」
「さすがは鬼龍くんですねぇ。探すより早そうなので、お願いしてもよろしいでしょうか?」
「いいってことよ。衣装の手伝いってことで来てるしな。ついでに服の微調整もやっちまっていいか?」
「お任せします」
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#クロスオーバー

月刊少女野崎くん没ネタ・その2(拍手から)

読み込み不足で、演劇での大会で堀先輩の演技見て、鹿島くんが浪漫学園進学、とか考えていた頃の残骸。
人の代理であんまり興味のなかった演劇を見に行ってみたら、堀先輩の演技に魅せられて、落ちたという感じ。
改めて文化祭で書き直したけど、勿体ないので(以下略)

会場に広がった拍手の音でようやく我に返った。
凄い。何だろう、この高揚感。
拍手しながらも、先ほどまでの演技が頭の中から消えなくて、あの顔と台詞が繰り返されていた。
拍手が止むと同時に、それまで開いてさえいなかった手元のプログラムを凄い勢いでめくる。
今の演目をやったのは……浪漫学園。
配役をチェックして、さっきの人の名前を確認した。

堀政行。

一年生って書いてあって、自分の一つ上でしかないことに驚いた。
他の配役は大半が二、三年生で占められていることから、やっぱりそんな中で出られるほど上手い人だったんだと実感する。
あの人が一つ年上なだけならば。
浪漫学園に入ったら、三年生が引退するであろう一年半くらいの期間は一緒に演劇をやれる。
側であの人の演技をみることが出来るんだ。
何て楽しそうなんだろう。
ワクワク感がどんどん沸き上がってくる。

そうして、私は浪漫学園に進学することを決めたのだった。
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#堀鹿 #没ネタ

好きなCPで絶対一度は妄想する設定

Twitterでやった『好きなCPで絶対一度は妄想する設定』タグ、野崎くんで。
※CP雑多に並べてますので、閲覧はその点ご了承の上でお願いします。

Twitterでも書いたのですが、絶対一度は妄想する設定は、結婚(BLやGLの場合はそれに準ずる状態)から数年後、というものです。
Twitterやネタメモ等でも何度か書きましたが、もう熟年でいちゃいちゃしてるカプが大好きでして!
不倫堀みこのafterをアレコレ書いている事から、そっちに目を通して下さってる方は見かけているかと思いますが、妄想をこじらせると老後や終焉の段階まで色々考えてしまうのです。
何だかんだツーカー状態になって、いちゃいちゃしてる熟年カプとかもう最高。
野崎くんの場合だと、そういう段階まで考えてるのは、

・堀鹿(大学生時にくっつくパターン)
・ホリカシ(殺し屋パロのアレ)
・堀みこ(不倫のと、not不倫)
・みこかし
・ほりみこかし(合意の上での三人ハッピーエンド状態)
・まゆみこ
・若瀬尾(堀鹿が大学生時にくっつくパターンと同じ世界線 ※足フェチDNAシリーズのやつ)
・のざちよ(上に同じく)

そんな辺りでしょうか。

さらに絞って、いつかアレコレシリーズもので書きたい勢い(既に書いてるの含む)のは、堀鹿&若瀬尾&のざちよ(足フェチDNA)、不倫堀みこ(afterで既に色々やってるけど)、みこかし(一度夫婦書いてますね、美形夫婦素敵♡)、ほりみこかし(The B.B.Bの如く三人合意でのハッピーエンド)かな。

とりあえず、不倫堀みこは本に出来たから、他のもいつかどうにか……!
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#ネタメモ

ホリカシ初期設定メモ
※後から色々変更されたけど、とりあえず初期設定メモをそのまま。

ホリ:裏社会で有名な殺し屋。コードネーム『ウルフファング』。カシマの養い親。
カシマ:ホリの養女。ただし、女だということは、ホリとミヤコしか知らない。コードネーム『プリンス』。
ミヤコ:同じ師匠の元で殺し屋の訓練を受けたホリの姉弟子で同業者。
コードネーム『ラクーン』。カシマに初潮が来た時に彼女のお世話になったことで、カシマが女だと知っている。ミコトという養い子がいる。
ミコト:ミヤコの元で育った情報屋。へたれなので殺し屋は無理だったが、情報収集能力はピカイチ。
カシマがホリに拾われたのと、ほぼ同時期くらいにミヤコに拾われたのもあって、カシマは幼馴染みで親友。(ただし、カシマが女なのは知らない)
ウメ:ミコトのボディーガード兼ミヤコ子飼いの殺し屋。マユの実兄。
マユ:ウメと同じ。ひっそりミコトの恋人でもある。
マエノ:裏社会の人間を専門に診る医者。 基本、腕前はそう悪くないはずだが、時々とんでもない藪っぷりを露呈させる。 なお、ホリはカシマに何かあってもマエノにはかかるなと厳命してるし、近寄らせないw
ケン:裏社会の人間も表社会の人間も分け隔て無く診る腕の良い医者。カシマが怪我した場合は大抵ケンにかかる。
カシマが女なのは気付いているが、何も言わず黙したまま。

あと、眼帯バージョンの若松と結月をペアで動く殺し屋にしようかとか、千代ちゃんをどういうポジションにするかとか考え中。

義理親子大好物過ぎて妄想が滾ります(真顔)
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#堀鹿 #ホリカシ #ネタメモ #パロディ設定

仕上げる予定のないみこ+ちよ(+のざ)

Twitterの『リプが来たカップリングごとに今思いついたor書く予定なんてひとつもない小説の一シーンを晒す』タグで書いたもの。
指定がみこちよ(CPでもコンビでも)だったけど、結局野崎もはいったのが出来た。

「みこりん、何食べてるの?」
「おう、佐倉。おまえも食うか?」

ある日曜日。
いつものように、野崎くんのところにアシスタントしに行ったら、先に来ていたみこりんが何かを口に含みながら、私に袋を向けた。
みこりんが差し出したのは、色々なクッキーの入っていた袋。
ラッピングを見た感じだと、誰かの手作りっぽい。

「いいの? 誰かからの貰い物じゃないの、それ?」
「あー……まぁ、そうなんだけどよ。量が多すぎて食い切れねぇんだよ。これでも半分以上食ったんだぜ」
「これで!?」

まだまだ、クッキーの残りに余裕があるのに、元はこの倍以上だったというのは驚きだ。
一人にあげる量ではないよね、これ。

「じゃ、有り難く頂くね」
「おう。食え食え」
「ところでみこりん。ちゃんとクッキー貰ったお礼した?」
「してるっての。おまえ、俺を何だと思ってるんだよ」
「いや、あたふたしてお礼言い損ねてないかなぁって」
「ぐ……」

一瞬、みこりんが狼狽えたところを見ると図星だったっぽい。
もう、仕方ないなぁ。

「食うのもしゃべるのもいいが、二人とも原稿は汚すなよ」

野崎くんが私たちの方には顔も向けずに言う。
ペン先もかりかりと音を立てて、止まる様子がない。

「おまえがまだ終わりそうにねぇから、待ってるついでだよ。そもそも、原稿こっちに一枚もねぇっての」
「え、もしかして、まだ私たちに出来ることないの?」

昨日、野崎くんから明日都合がつくなら、なるべく早めに来て欲しいって連絡があったから、こうして午前中から来たところなのに。

「そういうこと。昨夜、うっかり寝落ちて予定が狂ってるんだとさ」
「すまん」
「そっかぁ。じゃあ、仕方ないね。あ、私お茶淹れて来る! 野崎くんはコーヒー、みこりんは紅茶で良かったっけ?」
「頼む」
「おう」
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#みこ+ちよ(+のざ) #ネタメモ

仕上げる予定のないほりみこかし

Twitterの『リプが来たカップリングごとに今思いついたor書く予定なんてひとつもない小説の一シーンを晒す』タグで書いたもの。
堀視点で。3Pは色んなパターンやってみたいところだけど、今ほりみこかしで書いてもこうはならないな……w

「せ……んぱ……」

鹿島が御子柴に右胸と局部を弄られながら、俺の方に顔を向けた。
半開きになっている唇にキスをねだってると解釈して、唇を重ねる。
舌を鹿島の口内に突っ込み、上顎を舌先で弄った後に鹿島の舌を絡めてやると、艶を含んだ声が唇の端からこぼれ落ちた。
それが、御子柴の手によるものでなく、今の俺のキスによるものだと分かるから、嬉しくなるのと同時に――優越感を感じる。
唇は重ねたままにして、ちらりと御子柴の方を見ると視線がかち合った。
向こうも色々と察したのか、端正な顔が歪んで、直ぐさま視線を逸らされる。
正直ざまぁみろ、だ。
まだ、その程度のテクで俺に対抗しようなんざ早ぇんだよ。
こいつは胸はほとんどないのは確かだが、感度はかなり良好だから、ちゃんと弄ってやれば、凄ぇ可愛い反応するのにな。
まぁ、鹿島は右胸より左胸の方が敏感だ、っていうのもわざわざ教えてやる気もないが。
背後から、空いている鹿島の左胸に手を伸ばし、胸の下側からそっと脇側に向かって優しく撫でてやると、鹿島の足が震えたのが見えた。
途中で指で乳首も掠めてやると、背も軽く撓らせる。
多分、今ので鹿島はもっと濡れたはずだ。
其処を触っている御子柴に分からないわけはない。
ぎり、と微かに歯を食いしばる音が聞こえたのに、ほくそ笑む。
唇を離すと、蕩けて潤んだ青い目が開いて、俺を見た。

「先輩……」
「気持ち良いか?」

こくりと頷く鹿島の耳元で、低く囁く。
ただし、御子柴にもちゃんと聞こえる程度の音量で。

「それ、御子柴にも言ってやれよ。今、おまえの右胸と大事なとこ触ってんのあいつだぞ?」
「っ……!」

はっとしたように、鹿島の目が見開かれ、御子柴の視線がこっちに向けられたのを感じた。
さあ、どうするよ、御子柴?
挑発に乗らねぇなんて言わねぇよな?
おまえも男だろ?
鹿島をもっと可愛く啼かせてみろよ。
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#ほりかしみこ #ネタメモ #R18 #3P

仕上げる予定のない堀みこ

Twitterの『リプが来たカップリングごとに今思いついたor書く予定なんてひとつもない小説の一シーンを晒す』タグで書いたもの。
殺伐としてる堀みこ。

「何だよ、もう帰んのか?」

ベッドに腰掛けながら服を着ていると、背後からそんな声がかかって、腕を掴まれた。

「……帰りますよ。もう用済んだっすよね?」

後ろは振り向かずにそれだけ告げる。
今、先輩がどんな顔してるか、想像出来る。
出来るからこそ、顔を見たくない。

「つれねぇなぁ。さっきまで、散々俺にしがみついて啼いてた癖に」
「……好きで先輩とヤッてるわけじゃないのも、知ってますよね」

さっきまでの行為を思い出すと、勝手に顔が赤くなる。

――ちょ……っ、そんなに強…………くっ!
――おまえ、力入れすぎるからキツい思いすんだよ。もうちょっと、力抜いとけ。
――やめ……くあっ!!

ああ、くそ。
詳細なんて、思い出したくもねぇ。
思い出したくねぇのに、つい身体のあちこちに触られた舌や指の感触が蘇ってきて舌打ちしたくなる。
心では絶対に反応したくないのに、身体の方は嫌なくらいに反応させられてしまっている。
同性ゆえのツボを押さえているってだけじゃなく、多分、堀先輩はこの手のことが上手いんだろう。
悔しいことに。
だから、この人に――俺も鹿島も絡め取られている。
まさに、堀先輩の掌の上で踊らされているのだ。

「なぁ、御子柴」
「何……っ!?」

ぐいっと後ろから、肩に腕を回されて。
見たくなかった顔が直ぐ近くにあった。
やっぱり予想していたように、嫌みなくらいに余裕の笑みを浮かべてやがる。

「そこ。しっかり反応してるのに、このまま帰れるのか?」
「……っ!」

知られたくなかった事を指摘されて、余計に自分の顔が熱くなる。

「そのうち収まりますんで、ほっといて下さい!」
「ほっとくより、もう一度出した方が収まるの早いんじゃねぇの?」
「う……」

先輩のもう一方の手が、俺の中心に伸びて、ぐっと握ってきやがった。

「御子柴」

もう一度、名前を呼ばれて。
……俺は帰ることを諦めた。
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#堀みこ #ネタメモ #R15

仕上げる予定のない野堀

Twitterの『リプが来たカップリングごとに今思いついたor書く予定なんてひとつもない小説の一シーンを晒す』タグで書いたもの。
書く予定なしとはあるけど、どうにか出来たらちゃんと話にしたい気はする。(これもか)

「野崎。おまえの家のシュレッダー、CDやDVDも裁断出来たよな? 処分したいから、悪いがちょっと貸してくれ。裁断したゴミは持ち帰る」

いい加減、増えてきたAVを多少処分しようと、野崎の家に持ち込ませて貰った。
俺の家にはシュレッダーなんてものはないし、下手な処分の仕方をすると家族に見つかる。
一応、事前にシュレッダーを使わせて貰いたい旨は告げてあったが、野崎は不機嫌そうに俺が持ってきたAVを手にした。

「処分したいってこういうのだったんですか」
「……何だよ、何が言いたい」
 
奥歯に物が挟まったような言い方に、こっちも少し苛立ちを感じた。
俺が持ってきたAVのラインナップは『魅惑のガーターベルト』とか、『悩殺! 婦人警官の美脚』とか、まぁそんな好みが分かりやすい類なんだが。
野崎とセックスするような仲になって、それなりに経つが、こいつだって俺が足というパーツが好きなことくらい知っている。
だから、問題ねぇだろうと思ったんだが、野崎の方はそうでもないらしい。

「……先輩は、俺とのセックスに不満なんですか」
「はぁ? おまえだって男ならオナニーとセックスが別物なぐらい分かんだろ!? 別におまえとのセックスに不満があるから、こういうの使ってるわけじゃねぇぞ!?」
「分かります。……分かりますけど、分かりたくないです」
「おい!」

肩を押されて、よろめかされて。
あっという間に、俺の視界は部屋の天井としかめ面した野崎の顔で埋められた。

「……俺は先輩とセックスするようになってから、一人でする時も大体先輩のこと考えながらしてるんですが、先輩はそうじゃないってことですか」
「野崎」

やべぇ。こいつ目が据わってる。
こんな時にこいつとセックスすると、後でまともに動けない羽目になるから、しんどいんだがな。
さて、どうしたもんか。
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#野堀 #ネタメモ #R15

仕上げる予定のないみこかし

Twitterの『リプが来たカップリングごとに今思いついたor書く予定なんてひとつもない小説の一シーンを晒す』タグで書いたもの。
書く予定なしとはあるけど、どうにか出来たらちゃんと話にしたい気はする。

「おい、御子柴。鹿島見なかったか」

堀先輩が、廊下の窓から俺に話しかけてきた。
2-Gでは毎度お馴染みの光景だ。
今日は、もう放課後になって大分経っているから、教室には俺以外には人がいなくなっていたけども。

「あ、先輩。いや、今日は授業終わった後は見てないっすね。いつものお迎えですか」
「ああ。くそ、逃げられたかな。悪いけど、もしあいつ見かけたら部活に来いっつっといてくれ」
「了解っす」

堀先輩が立ち去り、完全に気配がなくなったところで吐息を吐いた。
一応、念の為に小さく声をかける。

「……行ったぞ」
「ありがとう、御子柴。助かった」

カーテンの影から出てきたのは、堀先輩に探されていた当の本人。カーテンに隠れる前よりも顔が赤い。……熱、上がってそうだ。

「おまえな……具合悪いなら悪いって、ちゃんと言えばいいんじゃねぇの? そういうの分かんねぇ人じゃないだろ?」
「分かってるよ、そんなの。ただ、私が先輩に心配かけたくないだけ」
「……俺はいいのかよ」
「うん、御子柴は御子柴だから」

そう言うと、鹿島が俺の肩に寄りかかってきた。首に掛かる吐息が熱い。
立っているのもいい加減しんどいだろうと、静かに教室の床に腰を下ろすと鹿島も俺に合わせて座り込んだ。

「保健室行くか?」
「ううん、あと三十分もすれば先輩も諦めて、部活に戻るだろうから、そうしたらひっそり見つからないようにして帰る」
「……家まで送ってやるよ」
「ありがとう」
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#みこかし #ネタメモ

■Information

@yukiha_hrksの書きかけ&pixivUP前の短編置き場。ジャンルもカプも雑多。
しばらくはエリオス(キスブラ他)が多くなりそう。
完成するかもしれないし、しないかもしれない。
らくがきは適度な頃に消し。
各ワンドロライで書いた分については後日サイト等にも置きます。
※こちらはポイピクが重いときの避難所です。
置いているものは大体一緒です。
Junkや未整頓だったサイトのEntryからも移行作業中。
タイムスタンプはサイトに置いている分はサイトの記録から、置いてない分は元ファイルの作成日。
https://whitealice.xyz/

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