No.25
友人の彼氏セックス終わるたびにプロテイン飲むの意識高すぎでは?→能動的な性行為の運動強度は卓球や太極拳と同程度なので、スポーツと同じ身体の扱い方するのは正しいといえる、という流れのツイートを見かけて思わず書いてしまったキスブラ。
キスブラの場合、効率重視でこういうのやるのブラッドの方だと思うw
R-18ではないけど事後。(色気はログアウト)
オレの自宅でセックスが終わった後、さっさとシャワーを浴びにいったブラッドが、バスルームを出るや否や、キッチンに直行して勝手知ったるなんとやらで、棚から常備してあるプロテインとシェーカーを取りだし、冷蔵庫からもミネラルウォーターを取り出し、飲むために作り始めた。
本来カクテル作るために買ったはずのシェーカーは、何だかんだブラッドがこうしてプロテインを溶かすときに使っていることが多い。
別にいいけどさ。片付けもしてくれるし。
粉が溶けたらしいことを確認して、ブラッドが二つのカップに中身を注ぎ、ベッドから出ないままのオレのとこまで持ってきた。
「ほら」
「……サンキュ」
体を起こしてカップを受け取り口にすると、ブラッドもベッドに腰掛けた状態で飲み始めた。
元々トレーニングの後に飲むことはあっても、セックスの後に飲むようになったのは少し前。
ブラッドがどっかからセックスの運動強度が何かのスポーツと匹敵するとかで、トレーニングの時と同じようにセックスが終わった後にプロテインを飲むことで効果が望める――なんてネタを仕入れてきたからだ。
トレーニング後に元々飲んではいたが、プロテインは味がついているのだと、妙に甘いやつばっかりだから、味のないのを選んでるが、それはそれで好んで飲みたいわけでもねぇから、飲む機会が増えたことに正直ちょっとげんなりしてる。
ブラッドはいつもの効率を考えれば飲まない手はない、みたいなこと言ってたが。
「どうせ飲むなら酒がいいんだけどなぁ」
「このタイミングでのアルコール摂取は、体内へ吸収されるスピードが早いから危ないと前にも言ったはずだが? 直ぐ酒に繋げるその思考をいい加減なんとかしろ」
今更、コイツとの間に甘ったるいピロートークなんて期待しちゃいねぇし、そもそもお互いそんなガラでもねぇとはいえ、セックス中の熱のこもった視線と、艶を含んだ甘い声はもう影も形もない。
風呂上がりだから肌こそ上気してるけど、表情は至って冷静だ。
ほんの数十分前のあれは夢だったかと思うくらい、コイツのいわゆる賢者タイムってやつは淡々としすぎている。
まぁ、そのギャップがセックス中はたまらねぇけど、こうして一段落しちまうと軽く引く勢いだ。
つい、飲みながらブラッドの横顔を見ていると、オレの視線に気付いたブラッドが首を傾げる。
「? なんだ?」
「……たまにお前がどこに情緒落っことしてきたんだか心配になるわ」
「いきなり何の話だ」
「気にすんな。独り言みてぇなもんだよ」
Close
#キスブラ #書きかけ
キスブラの場合、効率重視でこういうのやるのブラッドの方だと思うw
R-18ではないけど事後。(色気はログアウト)
オレの自宅でセックスが終わった後、さっさとシャワーを浴びにいったブラッドが、バスルームを出るや否や、キッチンに直行して勝手知ったるなんとやらで、棚から常備してあるプロテインとシェーカーを取りだし、冷蔵庫からもミネラルウォーターを取り出し、飲むために作り始めた。
本来カクテル作るために買ったはずのシェーカーは、何だかんだブラッドがこうしてプロテインを溶かすときに使っていることが多い。
別にいいけどさ。片付けもしてくれるし。
粉が溶けたらしいことを確認して、ブラッドが二つのカップに中身を注ぎ、ベッドから出ないままのオレのとこまで持ってきた。
「ほら」
「……サンキュ」
体を起こしてカップを受け取り口にすると、ブラッドもベッドに腰掛けた状態で飲み始めた。
元々トレーニングの後に飲むことはあっても、セックスの後に飲むようになったのは少し前。
ブラッドがどっかからセックスの運動強度が何かのスポーツと匹敵するとかで、トレーニングの時と同じようにセックスが終わった後にプロテインを飲むことで効果が望める――なんてネタを仕入れてきたからだ。
トレーニング後に元々飲んではいたが、プロテインは味がついているのだと、妙に甘いやつばっかりだから、味のないのを選んでるが、それはそれで好んで飲みたいわけでもねぇから、飲む機会が増えたことに正直ちょっとげんなりしてる。
ブラッドはいつもの効率を考えれば飲まない手はない、みたいなこと言ってたが。
「どうせ飲むなら酒がいいんだけどなぁ」
「このタイミングでのアルコール摂取は、体内へ吸収されるスピードが早いから危ないと前にも言ったはずだが? 直ぐ酒に繋げるその思考をいい加減なんとかしろ」
今更、コイツとの間に甘ったるいピロートークなんて期待しちゃいねぇし、そもそもお互いそんなガラでもねぇとはいえ、セックス中の熱のこもった視線と、艶を含んだ甘い声はもう影も形もない。
風呂上がりだから肌こそ上気してるけど、表情は至って冷静だ。
ほんの数十分前のあれは夢だったかと思うくらい、コイツのいわゆる賢者タイムってやつは淡々としすぎている。
まぁ、そのギャップがセックス中はたまらねぇけど、こうして一段落しちまうと軽く引く勢いだ。
つい、飲みながらブラッドの横顔を見ていると、オレの視線に気付いたブラッドが首を傾げる。
「? なんだ?」
「……たまにお前がどこに情緒落っことしてきたんだか心配になるわ」
「いきなり何の話だ」
「気にすんな。独り言みてぇなもんだよ」
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