避難所 短編・書きかけ置き場

No.56

お絵かき会で書いた短いキスブラ。
(お題が夏の推し)
ブラッド女体化してます。短い。30分クオリティ。

「…………お前、何その水着」
「余計な装飾がない方が泳ぐのに効率がいい」
「いいかもしんねぇけどさぁ……」

泳ぐのが任務の類でならな、と続けそうになったのは飲み込んだ。
今日は一応オフでこのホテルのプールに遊びで来てるんだが、それを言ったところで、オフとはいえ、いつ何があるかわからないだろうと返ってくるのは容易に想像がつく。
ブラッドが今着ているのは競泳用じゃねぇのかっていうくらい、飾り気のないシンプルなネイビーの水着だ。
かろうじてワンショルダーにこそなっているが、色気とか遊び心みたいなのが全くなく、あまり遊びに来たって印象を持たせるような類のものじゃない。
ただ、水着がシンプルなだけに、ツラの良さもスタイルの良さもこれでもかってくらい強調されちまってて、さっきから人目を引いている。
ブラッド本人は他者からの視線に対し妙に鈍感なところが昔からあって、今も視線を気にしている様子はねぇが、こっちの方が気になっちまう。
特にこんなシンプルな水着なんて、体の線が丸わかりだ。
日々鍛えているから引き締まってはいるが、かといってゴツいわけじゃなく、胸や尻なんかは綺麗な丸みを帯びている。
他のヤツに無遠慮に見られ続けるのは気分悪ぃ。
多分、オレが傍を離れた途端、声を掛けようとするヤツも絶対いるはずだ。
確か、ここ最上階の部屋に小さめのプライベートプールあったよなと思いだし、プールに向かっていたブラッドの手を引いて、来た道を戻り始める。

「おい、何だ。泳ぎに来たんじゃなかったのか」
「こんなジロジロ見られながら泳げるかっつーの。上行くぞ。そっち借りて泳ごうぜ」
「…………まぁ、構わんが」

オレが提案した意図をやっぱりイマイチ掴みかねているらしいブラッドは、疑問を表情に出していたが、それでも大人しくオレについてくる。
ブラッドと二人きりになって理性がどこまでもつかな、なんてちょっとだけ思いながら、プライベートプールのある部屋が空いているかをスマホで確認して、ホテルのフロントへと歩いて行った。
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#キスブラ #ハーフワンライ#女体化

■Information

@yukiha_hrksの書きかけ&pixivUP前の短編置き場。ジャンルもカプも雑多。
しばらくはエリオス(キスブラ他)が多くなりそう。
完成するかもしれないし、しないかもしれない。
らくがきは適度な頃に消し。
各ワンドロライで書いた分については後日サイト等にも置きます。
※こちらはポイピクが重いときの避難所です。
置いているものは大体一緒です。
Junkや未整頓だったサイトのEntryからも移行作業中。
タイムスタンプはサイトに置いている分はサイトの記録から、置いてない分は元ファイルの作成日。
https://whitealice.xyz/

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