No.82
仕上げる予定のない堀鹿:その3
Twitterの『リプが来たカップリングごとに今思いついたor書く予定なんてひとつもない小説の一シーンを晒す』タグで書いたもの。
ただの(やや下品な)バカップルネタ。
夜中、ふと目を覚ますと隣の先輩はまだ眠ってた。
枕元に置いてあったスマホで時間を確認してみたところ、現在時刻は午前四時を回ったところ。
起きるには早いし、二度寝をするにはちょっと目がさえてしまった。
少しの間、先輩の様子を窺ってみるも、先輩の方は起きる気配はない。
……これは、今のうちかな。
そうっと先輩を起こさないようにベッドから出て、静かにベッドサイドに置いてあるゴミ箱を探ってみる。
上の方にあった、ティッシュを避けてみると――使用済みで口の部分を縛ったゴムが出てきた。
先輩、いつもさっさと処理して、私に見せないように捨てちゃうから、使い終わった後、どうなってるのかを見るのは実は初めてだ。
そうか、男の人が一回に出す量ってこの位なのかぁ。
興味深くじっとそれを眺めていたら。
「…………一体何やってるんだよ、おまえ」
「え」
いつの間に起きてきたのか、私の直ぐ後ろに、些か不機嫌そうな先輩がいた。
「いや、その、終わった後のゴムがどうなってるのか見たことなかったから気になって」
「わざわざゴミ箱漁ってまで見るなよ、バカかおまえ。んなもん、見るようなものでもねぇだろ!?」
「だって、先輩、直ぐ処理しちゃうじゃないですか。だから、どうなってるのかなーって」
「見られたくないから、見せないようにしてんだろうが! こっちにだって羞恥心ってもんがなぁ」
呆れた口調で言うのに、ちょっとカチンと来た。
こっちには散々恥ずかしいことさせまくってるのに、自分だけ羞恥心とか言い出すって何!?
「あー! いっつも私が恥ずかしいから、自分で濡れたとこ拭きますって言ってるのに、やりたいからって強引に拭いちゃう人がそれ言いますか!? 私だって、あれ凄く恥ずかしいのに!」
「うるせぇ! そっちはいいんだよ」
「良くないです!」
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#堀鹿 #ネタメモ #R15
Twitterの『リプが来たカップリングごとに今思いついたor書く予定なんてひとつもない小説の一シーンを晒す』タグで書いたもの。
ただの(やや下品な)バカップルネタ。
夜中、ふと目を覚ますと隣の先輩はまだ眠ってた。
枕元に置いてあったスマホで時間を確認してみたところ、現在時刻は午前四時を回ったところ。
起きるには早いし、二度寝をするにはちょっと目がさえてしまった。
少しの間、先輩の様子を窺ってみるも、先輩の方は起きる気配はない。
……これは、今のうちかな。
そうっと先輩を起こさないようにベッドから出て、静かにベッドサイドに置いてあるゴミ箱を探ってみる。
上の方にあった、ティッシュを避けてみると――使用済みで口の部分を縛ったゴムが出てきた。
先輩、いつもさっさと処理して、私に見せないように捨てちゃうから、使い終わった後、どうなってるのかを見るのは実は初めてだ。
そうか、男の人が一回に出す量ってこの位なのかぁ。
興味深くじっとそれを眺めていたら。
「…………一体何やってるんだよ、おまえ」
「え」
いつの間に起きてきたのか、私の直ぐ後ろに、些か不機嫌そうな先輩がいた。
「いや、その、終わった後のゴムがどうなってるのか見たことなかったから気になって」
「わざわざゴミ箱漁ってまで見るなよ、バカかおまえ。んなもん、見るようなものでもねぇだろ!?」
「だって、先輩、直ぐ処理しちゃうじゃないですか。だから、どうなってるのかなーって」
「見られたくないから、見せないようにしてんだろうが! こっちにだって羞恥心ってもんがなぁ」
呆れた口調で言うのに、ちょっとカチンと来た。
こっちには散々恥ずかしいことさせまくってるのに、自分だけ羞恥心とか言い出すって何!?
「あー! いっつも私が恥ずかしいから、自分で濡れたとこ拭きますって言ってるのに、やりたいからって強引に拭いちゃう人がそれ言いますか!? 私だって、あれ凄く恥ずかしいのに!」
「うるせぇ! そっちはいいんだよ」
「良くないです!」
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